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J-GLOBAL ID:202002231951006771   整理番号:20A1159695

RFIDを用いたベルレス高炉の装入原料トラッキング技術の開発

Tracking Technique of Burden Materials for Blast Furnace with Bell-less Top by using RFID
著者 (7件):
資料名:
巻: 106  号:ページ: 12-19(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,CO2排出量を低減し,製鉄プロセスにおける生産性を維持するために,高炉において安定操業を維持するため高いガス透過性と高い反応効率が要求されている。これらの要求を満たすためには,装入原料分布と原料混合比を正確に制御することが重要である。非接触IDコード認証によって特性化されるRFID(高周波識別装置)タグを用いた,供給過程の装入原料の新しいトラッキング技術を開発した。この技術において,コークスまたは鉱石粒子を模擬した耐久性ケースに構築された活性RFIDタグを装入材料に設置し,装入経路のいくつかの点でIDコードを検出した。それらのトラッキング精度と検出成功率を,実際の高炉で評価した。結果として,時系列におけるナッツコークス模擬タグの検出比は,ナッツコークス混合装入におけるサンプリングにより測定したナッツコークス混合比と良く一致した。RSSI(電界強度計)を考慮することにより,タグの通過タイミングを,ベルトコンベヤ上で,1.3秒以内(1σ)で正確に推定できた。トップ集合ホッパにおいて,タグは通過しただけで検出され,その検出成功率は全投入タグの83%以上であった。これらの結果は,開発した挿入原料のトラッキング技術は,装入原料分布を正確に制御し,高炉操業を改善するために有用であることを示した。(翻訳著者抄録)
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