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J-GLOBAL ID：202002232827235427   整理番号：20A2685908

山岳トンネルの路面隆起メカニズムと対策工の設計に関する研究

Study on the Heaving Mechanism of Roadbed and Design of Its Measures in Mountain Tunnels

著者 (3件)： 奥井裕三 (応用地質) ,  西村和夫 (東京都大) ,  砂金伸治 (東京都大 都市環境)
資料名： トンネルと地下  (日本トンネル技術協会誌)
巻： 51  号： 12  ページ： 1055-1066  発行年： 2020年12月01日 
JST資料番号： S0644A  ISSN： 0285-631X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トンネル工事中またはトンネル完成後,側壁の押出しや盤ぶくれのような変形が発生する場合がある。この変形は,トンネル工事中の支保工の交換や開通後のインバートコンクリートの敷設や再構築を必要とする場合がある。最近,運用中のトンネルにおける盤ぶくれがより明らかになり,対策が講じられている。そのような変形に対する対策工を設計するために,地盤の岩石の特性を理解し,適切なモデルを生成し,トンネルで発生する可能性のある変形を予測することが望ましい。本論文で著者は,側壁の押出しと盤ぶくれを引き起こす岩石の特性として,拘束圧による膨潤と膨潤に伴う強度低下を考慮し,それらを弾塑性有限要素解析に組み込むことにより,変形を予測する方法を提案する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *山岳トンネル ,  トンネル掘削 ,  膨潤 ,  *膨張性土 ,  *盤膨れ ,  路盤 ,  路面 ,  インバート ,  応力分布 ,  粘土鉱物 ,  体積歪 ,  隆起 ,  有限要素法 ,  弾塑性解析 ,  応力解析 ,  弾塑性有限要素解析 ,  対策工事 ,  構造解析 ,  解析
準シソーラス用語： *トンネル変状 ,  対策工 ,  路盤隆起

分類 (1件)： トンネル工学一般  (RC05010R)

引用文献 (27件)：

• 奥井裕三・太田裕之・早川泰史・伊佐治晋: 緩慢に進行する盤ぶくれ現象の調査とトンネルの安定性に関する一考察, 土木学会トンネル工学報告集, Vol.20,pp.85-92, 2010.
• 片寄紀雄・松本武海・輿石逸樹: 緩やかな膨圧現象と付き合って30年, JR信越本線塚山トンネル, トンネルと地下, Vol.28, No.3, pp.7-15, 1997.3.
• 宮沢一雄・安田賢哉・菊池慎司・鶴原敬久: 路面隆起が徐々に進行するトンネルの変状調査と再現解析, 磐越自動車道 鳥屋山トンネル, トンネルと地下, Vol.47, No.3, pp.33-43, 2016.3.
• 土木学会: 2016年制定トンネル標準示方書[山岳工法編]・同解説, pp.315-320, 2016.
• 山田隆昭・中田雅博・殿垣内正人・大津敏郎: 高速道路トンネルの大規模修繕に関する検討, トンネルと地下, Vol.45, No.8, pp.39-48, 2014.8.

タイトルに関連する用語 (7件)： 山岳トンネル ,  路面 ,  隆起 ,  メカニズム ,  対策工 ,  設計 ,  研究