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J-GLOBAL ID:202002232973212050   整理番号:20A1331327

立方対称性の四極子Kondo化合物Pr0.05La0.95Pb3における比熱の異方性磁場依存性

Anisotropic Magnetic Field Dependence of Specific Heat in the Cubic Symmetric Quadrupolar Kondo Compound Pr0.05La0.95Pb3
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資料名:
巻: 89  号:ページ: 063704.1-063704.5  発行年: 2020年06月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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結晶電場基底状態にある非KramersΓ3二重項を持つ希薄四極子化合物Pr0.05La0.95Pb3において,最高H=8Tまで電子比熱Cel/Tの磁場依存性を研究した。-lnTで発散する非Fermi液体(NFL)挙動を見せるCel/Tの磁場依存性は,磁場の3方向すべてにおいて強く異方性であった。H∥[100],[111]では,-lnT依存性の抑制が,それぞれH=4TでT~0.65K,H=6TでT~0.48Kに現れ,一方,H∥[110]では,この依存性は最低温度T~0.2Kまで低い温度で生き残る。観測した特徴は,立方対称性の四極子Kondo効果の特性を考慮することにより理解でき,これは,励起多重項によるVan Vleck過程を介して,磁場の方向に依存するΓ3二重項の分裂が原因となったNFL挙動の抑制に密接に関連している。(翻訳著者抄録)
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結晶中の局在電子構造 
引用文献 (37件):
  • Y. Kuramoto, H. Kusunose, and A. Kiss, J. Phys. Soc. Jpn. 78, 072001 (2009).
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  • D. L. Cox, Phys. Rev. Lett. 59, 1240 (1987).
  • K. R. Lea, M. J. M. Leask, and W. P. Wolf, J. Phys. Chem. Solids 23, 1381 (1962).
  • M. Koga and H. Shiba, J. Phys. Soc. Jpn. 64, 4345 (1995).
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