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J-GLOBAL ID：202002233499412884   整理番号：20A2115610

流れ制御片側デバイスによるフィルム冷却性能向上に関する研究

Studies on One-Sided Flow Control Device to Improve Film Cooling Effectiveness

著者 (5件)： 宍戸昌子 (岩手大 大学院) ,  船崎健一 (岩手大 理工) ,  谷口英夫 (岩手大 理工) ,  河村朋広 (東北電力) ,  齋藤涼 (岩手大 大学院)
資料名： 日本ガスタービン学会誌  (Journal of the Gas Turbine Society of Japan)
巻： 48  号： 5  ページ： 312-320  発行年： 2020年09月18日 
JST資料番号： X0134A  ISSN： 0387-4168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,二重フロー制御デバイス(DFCD)またはV形FCDのような以前に開発したデバイスよりも,空力損失が少ないガスタービン用のタービン翼の従来の冷却孔膜効率を改善するために,片側FCDまたはOFCDと呼ばれる新しいフロー制御デバイス(FCD)を提案した。平板モデルの詳細な数値研究を,DFCDおよびV形FCDと共に,いくつかのタイプのOFCDに対して,市販の流れソルバー,膜有効性,正味熱流束低減(NHFR)およびよどみ圧損失係数を用いて,RANS(Reynolds平均Navier-Stokes方程式)ベースシミュレーションを通して実行した。また,PSP(Presure-Sensitive Paint)法を用いて実験を行い,この計算による膜有効性の予測可能性を検証した。OFCDは,高性能デバイスよりも空力ペナルティが少ないことが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 制御 ,  *フィルム冷却 ,  塗料 ,  平均値 ,  Navier-Stokes方程式 ,  Reynolds応力 ,  乱流モデル ,  シミュレーション ,  ガス機関 ,  損失 ,  *タービン翼 ,  効率化 ,  温度 ,  穴 ,  *ガスタービン
準シソーラス用語： *流れ制御【流体】 ,  感圧塗料 ,  Reynolds平均 ,  RANSモデル ,  ガスタービンエンジン ,  空力損失 ,  高効率化 ,  タービン入口温度 ,  冷却孔

分類 (2件)： ガスタービン  (PB02040Y) ,  対流・放射熱伝達  (PA02030K)

引用文献 (17件)：

• 船﨑健一, ガスタービンにおける伝熱・冷却技術の最新動向: 総論, 日本ガスタービン学会誌, Vol.46 No.6 (2018), pp.421-426.
• 船﨑健一, 流れ制御デバイスによるフィルム冷却の高効率化, 日本ガスタービン学会誌, Vol.46 No.6 (2018), pp.455-461.
• Hirokazu Kawabata, Ken-ichi Funazaki, Ryota Nakata, Daichi Takahashi, ′′Experimental and Numerical Investigations of Effects of Flow Control Devices upon Flat-Plate Cooling Performance′′, ASME Turbo Expo 2013, GT2013-95197, 2013.
• 船﨑健一,中田諒大,川端浩和,田川久人,堀内康広, 流れ制御デバイスによるフィルム冷却性能の向上, 日本ガスタービン学会誌, Vol.42, No.5, pp.456-464, 2014
• 河村朋広,船崎健一,齋藤涼, 流れ制御デバイスを用いたフィルム冷却の高効率化に関する研究-Dimple形状最適化-, 日本機械学会流体工学部門講演会(室蘭), PM57OS8-10, 2018

タイトルに関連する用語 (4件)： 流れ制御 ,  フィルム冷却 ,  性能向上 ,  研究