文献

J-GLOBAL ID：202002233537268904   整理番号：20A1922159

たばこの煙中のアクロレインはサーファクタント蛋白質Dにより仲介される自然免疫応答を減弱する【JST・京大機械翻訳】

Acrolein in cigarette smoke attenuates the innate immune responses mediated by surfactant protein D

著者 (9件)： Takamiya Rina (Department of Biochemistry, Sapporo Medical University, School of Medicine, Hokkaido, Japan) ,  Takahashi Motoko (Department of Biochemistry, Sapporo Medical University, School of Medicine, Hokkaido, Japan) ,  Maeno Toshitaka (Department of Medicine and Biological Science, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Gunma, Japan) ,  Saito Atsushi (Department of Respiratory Medicine and Allergology, Sapporo Medical University School of Medicine, Sapporo, Hokkaido, Japan) ,  Kato Masaki (Data Knowledge Organization Unit, Head Office for Information Systems and Cybersecurity, RIKEN, Wako, Saitama, Japan) ,  Shibata Takahiro (Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University, Nagoya, Aichi, Japan) ,  Uchida Koji (Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo, Japan) ,  Ariki Shigeru (Department of Biochemistry, Sapporo Medical University, School of Medicine, Hokkaido, Japan) ,  Nakano Miyako (Graduate School of Integrated Sciences for Life, Hiroshima University, Higashihiroshima, Hiroshima, Japan)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1864  号： 11  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： サーファクタント蛋白質(SP)AおよびDは,肺における先天性免疫応答において重要な役割を担っているファミリー蛋白質を収集する。著者らは以前に,タバコ煙(CS)がSP-Aのアクロレイン修飾を増加させ,それによってこの蛋白質の自然免疫能を損なうことを示した。本研究では,CSとその成分(アクロレイン)が,他の収集物であるSP-Dの先天性免疫役割に及ぼす影響に焦点を当てた。アルデヒドがSP-Dに直接影響するかどうかを決定するために,著者らは1週間CSに曝露したマウスの肺を調べ,アルデヒド反応性プローブを用いてアルデヒド修飾SP-Dを検出した。CS抽出物(CSE)またはアクロレイン曝露組換えヒト(h)SP-Dの構造変化を,ウェスタンブロット,液体クロマトグラフィー-エレクトロスプレイイオン化タンデム質量分析,および青色ネイティブポリアクリルアミドゲル電気泳動分析により決定した。SP-Dの不活性免疫機能は,細菌増殖とマクロファージ食作用によって決定された。アルデヒド修飾SP-DおよびSP-AをCSに曝露したマウスの肺において1週間検出した。hSP-DのCSEまたはアクロレインへの曝露はhSP-Dの高分子量とhSP-Dにおける5つのリジン残基のアクロレイン誘導修飾を誘導した。これらの修飾はSP-Dの多量体構造の破壊をもたらし,細菌増殖を阻害し,マクロファージ食作用を活性化する能力を弱めた。CSは,SP-Dでアクロレイン修飾を誘導し,次に,SP-Dで構造的および機能的欠陥を誘導した。これらの結果は,SP-DにおけるCS誘発構造的および機能的欠損がCS曝露後の肺における先天性免疫応答の機能不全に寄与することを示唆する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 液体クロマトグラフィー ,  アルデヒド ,  食作用 ,  *タンパク質 ,  ヒト ,  マクロファージ ,  高分子量 ,  多量体 ,  *自然免疫 ,  脂肪族アルデヒド ,  不飽和アルデヒド ,  ビニル化合物
準シソーラス用語： 抽出物 ,  リジン残基 ,  免疫機能 ,  構造変化 ,  細菌増殖 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 肺サーファクタント蛋白質 ,  SP-D ,  アクロレイン ,  たばこの煙 ,  自然免疫

分類 (2件)： 生体防御と免疫系一般  (ED01010F) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： アクロレイン

タイトルに関連する用語 (6件)： たばこの煙 ,  アクロレイン ,  サーファクタント蛋白質D ,  仲介 ,  自然免疫応答 ,  減弱