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J-GLOBAL ID：202002233787962833   整理番号：20A1606199

セメント硬化体の炭酸化収縮と水和物に及ぼす相対湿度の影響

EFFECT OF RELATIVE HUMIDITY ON CARBONATION SHRINKAGE AND HYDRATION PRODUCT OF CEMENT PASTE

著者 (4件)： 須田裕哉 (琉球大学 工学部工学科社会基盤デザインコース(〒903-0213沖縄県中頭郡西原町千原1)) ,  富山潤 (琉球大学 工学部工学科社会基盤デザインコース(〒903-0213沖縄県中頭郡西原町千原1)) ,  斎藤豪 (新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 73  号： 1  ページ： 71-78(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,セメント硬化体の炭酸化に及ぼす相対湿度の影響を評価する目的で,20°C環境下のもと相対湿度11%,43%,66%,85%における炭酸化による収縮挙動と組織構造の変化に着目し検討を行った。その結果,乾燥時の相対湿度の違いにより炭酸化収縮の進行程度は異なり,相対湿度43%において収縮量が最も大きくなった。一方で炭酸化による水酸化カルシウムの残存量は相対湿度66%が最も少なく,炭酸カルシウム生成量と収縮量の関係は炭酸化時の湿度によって異なる傾向を示した。この傾向を明らかにする目的で,粉末X線回折,窒素吸着試験および熱力学的相平衡計算を実施した結果,炭酸化時の湿度の違いにより水酸化カルシウムとC-S-Hの炭酸化挙動が異なることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： 硬化物 ,  *セメント ,  *炭酸化 ,  水和物 ,  相対湿度 ,  収縮 ,  組織構造 ,  水酸化カルシウム ,  炭酸カルシウム ,  相平衡 ,  X線回折 ,  *コンクリート
準シソーラス用語： C-S-H ,  セメント硬化体 ,  粉末X線回折

著者キーワード (12件)： 炭酸化収縮 ,  水酸化カルシウム ,  C-S-H ,  炭酸カルシウム ,  相対湿度 ,  相平衡計算 ,  Carbonation shrinkage ,  Calcium hydroxide ,  C-S-H ,  Calcium carbonate ,  Relative humidity ,  Thermodynamic modeling

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

タイトルに関連する用語 (5件)： セメント硬化体 ,  炭酸化 ,  収縮 ,  水和物 ,  相対湿度