Named Data Networking(NDN)ルータでは,Dataパケットを返送するために名前に紐付いたフローの状態をPIT(Pending Interest Table)に保持する。パケット転送の高速化には転送処理の並列化が必須であるが,PITの整合性を保つための排他制御は,パケット転送速度を低下させる。これに対して,本研究ではパケットロスなど,排他制御をすることなく,NDNプロトコルによって回復可能なエラーを許容しつつもプログラムエラーを発生させないPITを設計する。(著者抄録)
J. Takemasa, et al., “Analysis of mutual exclusion overhead of NDN packet forwarding on multi-core software router (poster paper),” Proceedings of ACM ICN, pp.1-2, Sept. 2018.