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J-GLOBAL ID：202002234538687182   整理番号：20A0171228

道床の破砕・細粒化過程に関する研究

著者 (4件)： 中村貴久 (鉄道総合技術研) ,  福中力也 (鉄道総合技術研) ,  木次谷一平 (鉄道総合技術研) ,  桃谷尚嗣 (鉄道総合技術研)
資料名： 日本鉄道施設協会誌  (Journal of Japan Railway Civil Engineering Association)
巻： 58  号： 1  ページ： 017-020  発行年： 2020年01月01日 
JST資料番号： G0049B  ISSN： 0913-2643  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・バラスト軌道のバラストの劣化に対する研究は多く行われているが,新品状態から噴泥に至るまでのバラストの破砕・細粒化過程は無解明。
・本稿では,現地調査および室内試験により,バラストの破砕・細粒化に及ぼす要因を評価する基礎検討を実施。
・バラストの破砕・細粒化に及ぼす影響の評価について,タイタンパによるつき固め補修作業が破砕・細粒化に与える影響を検討するため,円柱モールド内のバラストに対して繰返しタイタンパによるつき固め補修作業を実施し,バラストの粒度分布の変化を評価。
・さらに繰り返し載荷が破砕・細粒化に与える影響を検討するため,1000万回の繰返し載荷試験を実施し,試験後に粒度試験を実施。
・連続した繰返し載荷だけではバラストの破砕・細粒化に与える影響は小さいことが判明。
・繰返し載荷途中の粒子の再配列自体が破砕・細粒化に与える影響を検討するため,タイタンパを使用せずに供試体を再構築する繰返し載荷試験を実施。
・バラストの繰返し載荷試験およびタイタンパによるつき固め試験を実施した結果,繰返し載荷よりもタイタンパのつき固め作業の方が破砕・細粒化に強く影響していることが判明。

シソーラス用語： *道床 ,  破砕 ,  粉化 ,  鉄道軌道 ,  *砕石 ,  *劣化 ,  保線機械 ,  現地調査 ,  屋内試験 ,  締固め ,  粒度分布 ,  繰返し試験 ,  載荷試験 ,  粒度分析 ,  保線
準シソーラス用語： タイタンパ ,  バラスト【砕石】 ,  *バラスト軌道 ,  繰返し載荷試験 ,  *細粒化 ,  突固め

分類 (1件)： 保線,鉄道防災  (RC07050X)

引用文献 (5件)：

• 石川達也、松谷真吾、所哲也、中村貴久、桃谷尚嗣:不飽和鉄道バラストの力学特性に及ぼす細粒分の影響評価、土木学会論文集E1(舗装工学)72(3)I_151-I_158 2016.
• 木次谷一平、中村貴久、桃谷尚嗣:道床バラストの細粒分含有量が強度特性に及ぼす影響、第51回地盤工学会研究発表会、2016.
• 中村貴久、桃谷尚嗣、木次谷一平、野村清順、吉川秀平:バラスト軌道の道床健全度と道床沈下特性に関する実物大模型試験、第51回地盤工学会研究発表会、2016.
• 地盤工学会、地盤材料試験の方法と解説、2009.
• (公財)鉄道総合技術研究所編:鉄道構造物等設計標準、同解説軌道構造、2012.

タイトルに関連する用語 (5件)： 道床 ,  破砕 ,  細粒化 ,  過程 ,  研究