抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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環境保護意識の促進にあたって,子どもの頃の自然体験が効果を持つことが指摘されてきた。本稿は,一般市民調査に基づく量的データを用いて,環境保護意識と子どもの頃の自然体験の関係について,権威主義,家族関係,さらには環境保護行動といった視点を交えて明らかにすることを目的とする。家族関係の点でいえば,環境保護意識を促進する自然体験は,家族人数が多い方が増えるという結果が得られた。家族の少人数化は自然体験の機会を奪い,環境保護意識の形成を阻害する可能性がある。また,自然体験の多さは,母親と会話する機会の多さと関係が見出された。権威主義については,環境保護意識とは関係がみられなかったものの,環境保護行動を促進する効果があることが明らかになった。(著者抄録)