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J-GLOBAL ID:202002237116475590   整理番号:20A0442162

製鋼スラグのアルカリ溶解挙動に及ぼす鉱物相の寄与

Contribution of Mineralogical Phases on Alkaline Dissolution Behavior of Steelmaking Slag
著者 (4件):
資料名:
巻: 59  号: 10  ページ: 1908-1916(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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製鋼スラグのアルカリ溶出を微細構造制御により抑制するために,本研究では,工業製鋼スラグ中に同定されたいくつかの鉱物相を合成し,それらの溶解挙動を調べた。結果は,遊離CaOと遊離MgOに加えて,2CaO・SiO2-3CaO・P2O5(C2S-C3P)が製鋼からのアルカリ溶出のもう一つの理由であることを示した。製鋼スラグ中のC2S-C3Pの量を抑制するために,高温段階でのスラグの組成改質によるスラグ塩基度の低減を考慮した。最適組成を決定するために,新たに形成された一次結晶相の寄与を明らかにする必要がある。CaO-SiO2-FeOx-MgO-Al2O3系におけるいくつかの主要結晶相を合成し,それらの溶解挙動を評価した。結果は,α-CaO・SiO2(α-CS),β-CaO・SiO2(β-CS),3CaO・2SiO2(C3S2),2CaO・MgO2SiO2(C2MS2),および3CaO・MgO2SiO2(C3MS2)の生成が,スラグ改質において抑制されなければならないことを示した。結果に基づいて,多成分で低塩基度のスラグを合成し,スラグ塩基度と微細構造制御の還元によるアルカリ溶出の抑制を確認した。さらに,各結晶相の組合せによるスラグの溶解中のCa溶解とpH変化を予測する方法を提案した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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製鋼  ,  廃棄物処理 
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