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J-GLOBAL ID：202002237321952024   整理番号：20A0363028

協調型ITSのための車載カメラネットワークを用いたリアルタイム複数歩行者追跡システムの試作

著者 (7件)： 大濱吉紘 (豊田中研) ,  田口峻 (豊田中研) ,  中村亮裕 (豊田中研) ,  荒木円博 (豊田中研) ,  佐々木健吾 (豊田中研) ,  和田錦一 (豊田中研) ,  後藤邦博 (豊田中研)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J103-D  号： 1  ページ： 13-23 (WEB ONLY)  発行年： 2020年01月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 情報通信技術を活用した自動運転・高度運転支援サービスのために,交通環境の情報表現であるローカルダイナミックマップ(LDM)の仕様が発行され,LDMの生成について広く検討が進められている.この中で,路側機と車載機の各々がLDMを分散管理して活用する議論がなされてきた.一方,近年の無線通信技術の進展により,交差点等の要所に設置したエッジサーバが周辺のセンサ出力を低遅延に集約してLDMを生成し,クラウドサービス化することで,動的情報の精度を向上させ,利用対象者を拡大できる可能性がある.本論文では,LDMの動的情報の精度向上に焦点を当て,車載カメラネットワークを用いた歩行者追跡の性能評価用に試作したシステムを報告する.各カメラは試作した通信遅延・途絶を抑制するWi-Fiでの多重化通信ネットワークを介してサーバに接続し,車載センサによる自己位置推定及び歩行者検出結果を送出する.サーバでは非同期に受信した情報から,数不定のカメラ及び歩行者に対して,共通座標系でのリアルタイム追跡を行う.更に,車両3台と歩行者2名による屋外での追跡性能評価の結果を報告する.(著者抄録)

シソーラス用語： 自動運転 ,  自動車通信 ,  *ITS【交通】 ,  *歩行者 ,  システム設計 ,  追跡 ,  無線LAN ,  地図作成
準シソーラス用語： WiFi ,  複数物体追跡 ,  *歩行者追跡 ,  路車間通信

分類 (1件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G)

引用文献 (26件)：

• A. Schalk, “The globally applicable concept of a Local Dynamic Map,” 6th ETSI ITS Workshop, Feb. 2014.
• 高田広章,佐藤健哉,“ダイナミックマップ-自動走行/協調運転支援のための情報プラットフォーム,” システム/制御/情報,vol.60, no.11, pp.457-462, Nov. 2016.
• “Intelligent Transport Systems; Vehicular Communications; Basic Set of Applications; Local Dynamic Map; Rationale for and guidance on standardization,” ETSI TR 102 863, June 2011.
• “Intelligent transport systems - Co-operative ITS - Local dynamic map,” ISO 18750:2018.
• G. Vivo, P. Dalmasso, and F. Vernacchia, “The EUROPEAN integrated project “SAFESPOT” - How ADAS applications co-operate for the driver safety,” Proc. IEEE Intelligent Transportation Systems Conference, pp.624-629, Oct. 2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： 協調型ITS ,  車載カメラ ,  リアルタイム ,  歩行者追跡 ,  試作