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J-GLOBAL ID：202002237668942933   整理番号：20A0254099

薄層化CFRP積層板の衝撃損傷挙動に及ぼす層厚さの影響

Effect of Ply Thickness on Impact Damage Modes of Thin-ply CFRP Laminates

著者 (7件)： 山田耕平 (福井県工技セ) ,  山本慧 (京大 大学院工学研究科) ,  金崎真人 (岡山県大 情報工) ,  西川雅章 (京大 大学院工学研究科) ,  松田直樹 (京大 大学院工学研究科) ,  川邊和正 (福井県工技セ) ,  北條正樹 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 46  号： 1  ページ： 21-30  発行年： 2020年01月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究においては,異なるプライ厚み(0.02,0.12,0.24)を有する擬等方性積層板を用い,衝撃およびCAI(衝撃後圧縮)試験を衝撃エネルギーを変化させて実施した。これは0.02mm厚の薄いプライプリプレグシートからなっていた。衝撃の際の損傷特性とCAI強度に及ぼすプライ厚みと衝撃エネルギーの効果を評価した。さらに,損傷モード,特に母相亀裂と厚み方向の剥離に及ぼすプライ厚みの効果を調べるために,X線CTを用い衝撃後に試験片を慎重に検査した。結果が,近隣の層の拘束効果により繊維破壊がプライ厚みの減少に伴う主たる損傷モードになることを確認し,一方,厚いプライの積層板における破壊の大半は,母相亀裂および剥離のような樹脂損傷であった。さらに,プライ厚みが減少する時,CAI強度は高い衝撃エネルギーでの厚み方向の繊維破壊の伝搬により,厚いプライの積層板におけるものよりも低くかった。CAI強度は衝撃エネルギーが5J/mm以下の時に改善された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *炭素繊維強化プラスチック ,  積層板 ,  プリプレグ ,  薄膜 ,  厚み ,  *衝撃強さ ,  衝突エネルギー ,  層間剥離 ,  亀裂伝搬
準シソーラス用語： 薄層 ,  衝撃エネルギー

分類 (1件)： ゴム・プラスチック材料  (HC04030W)

引用文献 (15件)：

• 1) 川邊和正, 松尾達樹, 前川善一郎: 材料, 47, 7 (1998), 727-734.
• 2) S. Sihn, RY. Kim, K. Kawabe & SW. Tsai: <i>Compos. Sci. Technol.</i>, 67 (2007), 996-1008.
• 3) 川邊和正, 笹山秀樹, 影山和郎, 小形信男: 日本複合材料学会誌, 34 (2008), 173-181.
• 4) R. Amacher, J. Cugnoni, J. Botsis, L. Sorensen, W. Smith & C. Dransfeld: <i>Compos. Sci. Technol.</i>, 101 (2014), 121-132.
• 5) M.R. Wisnom, B. Kahn & S.R. Hallet: <i>Compos. Struct.</i>, 84 (2008), 21-28.

タイトルに関連する用語 (5件)： 薄層 ,  CFRP積層板 ,  衝撃損傷 ,  挙動 ,  層厚