文献
J-GLOBAL ID:202002237937596745   整理番号:20A1405397

農作業時間の最頻値としてのコア中央値の考案

Contrivance of Core Median as Mode of Farm Work Time
著者 (1件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 79-86  発行年: 2020年06月20日 
JST資料番号: G0627B  ISSN: 0389-1763  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
作業時間の代表値として平均値が用いられることが多い.しかしながら,異常値に近い時間値が何個か含まれた場合,平均値が,本来の値より大きくなったり,小さくなったりするという問題点が指摘されている.農作業では,生産過程が自然環境の影響から人為的に統制しがたい条件に規定され,作業時間に異常値が出現しやすく,しかも片側に裾が厚い分布になりやすいとみなされる.農業では,本来の時間値と呼べる典型値となる作業時間を把握することが望ましいケースが少なくない.そこで,本稿では,農作業時間の代表値の一つとして最頻値を用いる選択肢を考えた.とはいえ,既往の最頻値計算法には問題点も多い.通例,最頻値はヒストグラムを作成したうえで最大度数の階級の階級値として求められる.しかし,通例の方法で求めた最頻値は,階級幅を一定にしても「端点」の決め方次第で不定になって一意性が保証されないという問題点が既存研究で指摘されている.ヒストグラムを使わない最頻値計算法として,ミーンシフト法や近似L0ノルム推定法があるが,問題点もある.そこでコア中央値という最頻値の一種となる代表値を新たに考案した.コア中央値は表計算ソフトウェアのワークシートを利用して計算ができ,その計算手順を示した.そのうえで,実際の農作業のデータを使ってその適用を試み,適用にあたって考慮すべき条件について考察した.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ドキュメンテーション  ,  システム・制御理論一般 
引用文献 (11件):
  • 平泉光一(2019):Lpノルム推定による農業生産指標の最頻値計算法, 農作業研究, 54(1);25-32.
  • Huber P J(2004):Robust Statistics, John Wiley & Sons, Hoboken, pp.1-308.
  • ジィジェーク F(1926):統計的中数値論, 岡崎文規訳, 有斐閣, 東京, pp.1-501.
  • 永井 明(1980):ストップウオッチによる時間研究, 日本能率協会編, 作業測定の技術, 日本能率協会, 東京, pp.117-144.
  • 日本規格協会(1999):JIS Z 8101-1:1999(統計-用語と記号-, 第 1 部:確率及び一般統計用語), http://kikakurui.com/z8/Z8101-1-1999-01.html(2019 年 9 月 30 日閲覧).
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る