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J-GLOBAL ID：202002238010690896   整理番号：20A0600022

岡山県倉敷市におけるナゴヤダルマガエルの越冬環境

Wintering Site Environment for the Nagoya Daruma Pond Frog (Pelophylax porosus brevipodus) in Kurashiki, Okayama Prefecture, Western Japan

著者 (6件)： 多田正和 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  伊藤邦夫 (元・川崎医科大学附属高等学校) ,  齋藤稔 (徳島大学生物資源産業学部水圏教育研究センター) ,  森也寸志 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  福桝純平 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  中田和義 (岡山大学大学院環境生命科学研究科)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 87  号： 2  ページ： I_179-I_187(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナゴヤダルマガエルの越冬場所に影響を及ぼす環境要因の解明を目的として, 岡山県倉敷市内で本種が高密度に生息する地区の慣行水田と休耕田の各1筆で野外調査を実施した.その結果, 越冬個体の大半(35個体中34個体)が休耕田で確認された.越冬個体の在/不在(1/0)を目的変数, 各コドラートのカバー率・草高・土壌pH・体積含水率・間隙率・土壌硬度を説明変数として一般化線形モデル(GLM)により解析した結果, 土壌硬度・カバー率・草高の二乗項が最良モデルで選択され, 土壌硬度には有意な負の効果が認められた.水田で本種の越冬場所を創出する上では, 土壌硬度と田面の植物の存在が重要になると考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： 岡山県 ,  *越冬 ,  アカガエル科 ,  水田 ,  休閑地 ,  数学モデル ,  調査 ,  生態学 ,  正方格子 ,  硬度 ,  土壌物理特性 ,  高さ ,  土壌酸性度 ,  含水量 ,  *生息環境
準シソーラス用語： コドラート ,  *ナゴヤダルマガエル ,  *一般化線形モデル ,  *環境要因 ,  休耕田 ,  倉敷市 ,  草高 ,  体積含水率 ,  土壌pH ,  土壌硬度 ,  野外調査

著者キーワード (12件)： ナゴヤダルマガエル ,  Pelophylax porosus brevipodus ,  両生類 ,  越冬場所 ,  土壌環境 ,  水田 ,  Nagoya Daruma Pond Frog ,  Pelophylax porosus brevipodus ,  Amphibian ,  Wintering site ,  Habitat preference ,  Rice paddy field

分類 (3件)： 農業土木  (FB02000W) ,  生態系  (EE01040P) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (16件)：

• 福山欣司(2011):カエル(田んぼの生きものたち), 農山漁村文化協会.
• 長谷川雅美(2003):農業土木技術者のための生き物調査(その8)-両生類調査法-, 農土誌, 71(5), 57-62.
• 環境省(2014):レッドデータブック2014 3 爬虫類・両生類-日本の絶滅のおそれのある野生生物-, ぎょうせい, 104-105.
• 環境省(2019)(参照2019.4.16):環境省レッドリスト2019, (オンライン), 入手先 <http://www.env.go.jp/press/106383.html>
• 松井正文(2018):日本産カエル大鑑, 文一総合出版, 130-131.

タイトルに関連する用語 (5件)： 岡山 ,  倉敷市 ,  ナゴヤダルマガエル ,  越冬 ,  環境