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J-GLOBAL ID:202002238298007662   整理番号:20A0781262

シカ等に対する新たな物理的防除を中心とした森林被害対策技術に関する研究

著者 (6件):
資料名:
号: 34  ページ: 47-64  発行年: 2020年03月 
JST資料番号: X0090A  ISSN: 1342-775X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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シカ被害の防除対策である防護柵,単木保護資材,獣害忌避剤のそれぞれについて,低コスト化を目指した処理方法を開発・検証した。また,林業被害額の大きいカモシカとクマの被害に対応できる方法の検証もあわせて行い,複数獣種に対応した低コスト防除手法の提案を行うことを目的とした。調査の結果,防護柵については,小面積の簡易柵で支柱の側面側に立木を使用しすべての支柱に控え支柱を設置する方法,または斜面上下面の簡易柵の支柱に立木を使用した方法が,シカの侵入リスクが小さくトータルコストを抑えられる方法として有効と考えられた。一方,簡易柵のネットが脱落した場合は15日ほどでシカが柵内に侵入したことから,台風等で柵の破壊が想定される時は,早急に見回りと補修をする必要がある。単木保護資材については,伸縮性のあるネットがシカとクマ両種の剥皮害防止に効果があった。ネットを樹幹に固定することで,長期的にメンテナンス頻度の低い低コスト防除となる可能性がある。忌避剤については,毒性が低い天然物の「硫黄」を有効成分とした散布型忌避剤を水で10倍希釈しヒノキに散布した結果,既存の登録薬剤以上の効果を示し,カモシカ食害防止に対して有効であった。また,本剤をさらに低濃度の20倍希釈で散布しても対照薬剤より有意に食害を軽減したことから,低コスト処理の可能性がある。(著者抄録)
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分類 (2件):
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森林保育  ,  有害動物による植物被害一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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