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J-GLOBAL ID：202002239075348429   整理番号：20A1469573

オンライン・オフラインにおける名乗りと「本名」~戸籍姓・生来の姓・家族の姓

What is your online and offline “Real Name?”: Situational Use of Legal Name, Birth Name and Family Name

著者 (1件)： 折田明子 (関東学院大 人間共生)
資料名： 情報社会学会誌(Web)
巻： 12  号： 1  ページ： 63-72 (WEB ONLY)  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： U2006A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人間の名前は,人間のアイデンティティを表し,適切な文脈で使用される状況名は,社会生活における人間のプライバシーを尊重する。インターネットは,任意のスクリーンネームを選択する自由を許さないが,しかし,ソーシャルメディアは実生活の人間関係において固定された。したがって,実名はいくつかのサービスに必要である。日本の既婚カップルは,結婚後,姓-殆どが夫の-を選択する以外に選択肢がない。したがって,いく人かの個人は,それらの生来の姓または旧姓を保とうと悪戦苦闘してきた。本調査の目的は,社会規範が,オンラインとオフライン両方において結婚の状況名使用に及ぼす影響を調べることである。法的に既婚および事実上既婚の男性と女性の両方に対するオンラインアンケートによる定量的研究の結果は,社会規範が,特にオフラインの文脈において存在するが,源氏名の使用には適用されないことを示した。ソーシャルメディアでは,ユーザが異なるスクリーンネームを選択することができるので,異なる状況が,文脈,関係,および目的に基づく名前を使用する機会を提供する。旧姓と法的性の両方を表示する要求にもかかわらず,大多数は,それらの彼らのプロファイルに未婚時の名前だけをつけた。さらに,オンライン実名の定義は,主として名前を変更した法的に既婚した女性に適用される,未婚の名前を含む。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 結婚 ,  *人名 ,  属性 ,  *プライバシー ,  インターネット ,  情報メディア ,  人間関係 ,  回線接続 ,  アンケート ,  規則 ,  女性 ,  文脈 ,  利用者 ,  男性
準シソーラス用語： *アイデンティティ ,  オフライン ,  オンライン ,  ソーシャルメディア ,  旧姓 ,  結婚改姓 ,  社会規範 ,  社会的文脈 ,  本名 ,  名乗り

分類 (1件)： データ保護  (JD01020V)

引用文献 (25件)：

• Falk, A. 1975. ′′Identity and Name Changes,′′ Psychoanalytic Review (62:4), pp. 647-657.
• ジュディス・バトラー(竹村和子訳)『触発する言葉:言語・権力・行為体』岩波書店(2015)
• 総務省. 平成28年情報通信白書
• 総務省. 平成27年情報通信白書
• 総務省. 平成23年情報通信白書

タイトルに関連する用語 (3件)： オンライン ,  オフライン ,  家族