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J-GLOBAL ID：202002240114403988   整理番号：20A2438654

次世代放射光で進化する材料機能イメージング

Materials function imaging and its progress in the next generation synchrotron radiation facility

著者 (1件)： 中村哲也 (東北大 国際放射光イノベーション・スマート研究セ)
資料名： 資源・素材(Web)  (資源・素材講演集(Web))
巻： 2020  ページ： ROMBUNNO.2K0101-04-03 (WEB ONLY)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0985A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・Nd-Fe-B焼結磁石やSm-Coなどの高性能永久磁石材料を対象として,材料特性と微細組織の相関を解明する放射光計測技術について述べた上で,次世代放射光を見据えた技術の展望について概説。
・Nd-Fe-B焼結磁石の微細組織と磁気機能を実験的に取り組むために,磁区観察による保磁力発現機構の解明に取り組み,強磁場で破断面の磁区観察を可能とする走査型軟X線MCD顕微分光技術を開発。
・MCD顕微分光測定で得た磁気ヒステリシスに注目し,3Tの磁場を印加しても磁化が飽和しないことが判明し,Nd₂Fe₁₄B結晶配向が不十分で,磁化容易軸が磁場印加方向から傾斜と推察。
・次世代放射光は軟X線の利用で優れた性能を示し,材料機能イメージングによる像は,微細組織や組成区分といった他の情報と多角的に相関を解析すれば,材料機能発現機構の本質に迫ることが可能。

シソーラス用語： *永久磁石 ,  *磁気円二色性 ,  *放射光施設 ,  *顕微分光分析 ,  磁気ヒステリシス ,  *微細構造 ,  保磁力 ,  強磁場 ,  磁化 ,  結晶方位 ,  シンクロトロン放射 ,  *磁区 ,  *軟X線 ,  円偏光二色性 ,  ホウ素含有合金
準シソーラス用語： MCD【二色性】 ,  ネオジム磁石 ,  結晶配向 ,  焼結磁石

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

引用文献 (19件)：

• M. Sagawa, S. Fujimura, N. Togawa, H. Yamamoto and Y. Matsuura: J. Appl. Phys. 55, 2083 (1984)
• T. Akiya, J. Liu, H. Sepehri Amin, T. Ohkubo, K. Hioki, A.Hattori and K. Hono, Scripta Materialia 81, 48 (2014)
• 大同特殊鋼株式会社プレスリリース「重希土類完全フリー磁石をハイブリッド車用モーターに世界で初めて採用」, https://www.daido.co.jp/about/release/2016/0712_freemag_hevmotor.html (2016年7月12日)
• H. Sepehri-Amin, T. Ohkubo, T. Shima, K. Hono, Acta Mater. 60, 819 (2012).
• Y. Murakami, T. Tanigaki, T. T. Sasaki, Y. Takeno, H. S. Park, T. Matsuda, T. Ohkubo, K. Hono, and D. Shindo, Acta Mater. 71, 370 (2014).

タイトルに関連する用語 (4件)： 次世代 ,  放射光 ,  進化 ,  機能イメージング