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J-GLOBAL ID：201202292904155983   整理番号：12A0172134

Nd-Fe-B基焼結磁石の結晶粒界と界面組成

Grain boundary and interface chemistry of an Nd-Fe-B-based sintered magnet

著者 (4件)： SEPEHRI-AMIN H. (National Inst. for Materials Sci., Tsukuba 305-0047, JPN) ,  OHKUBO T. (National Inst. for Materials Sci., Tsukuba 305-0047, JPN) ,  SHIMA T. (Fac. of Engineering, Tohoku Gakuin Univ., Tagajo 985-8537, JPN) ,  HONO K. (National Inst. for Materials Sci., Tsukuba 305-0047, JPN)
資料名： Acta Materialia  (Acta Materialia)
巻： 60  号： 3  ページ： 819-830  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： A0316A  ISSN： 1359-6454  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 焼結後の焼鈍による保磁力向上機構を明らかにするために,市販のNd-Fe-B焼結磁石中のNd₂Fe₁₄B結晶粒の結晶粒界(GBs)と他の界面の化学成分をレーザ支援三次元アトムプローブによって調査した。焼結状態の試料のGBsにはNdとPrのごくわずかの偏析しか見られないが,焼鈍後試料では界面へのCuの偏析と共にGBsに沿った薄いNd濃化非晶質相の層が観察された。CuのNdO_x/Nd₂Fe₁₄B界面への偏析も見出されたが,これは焼鈍後にはNd₂Fe₁₄B結晶粒がCu濃化層で包まれていることを意味する。薄いGB層のFe+Coの濃度は高く,65原子%にもなることがわかった。また,スパッタリング法で作製した薄いGB層と同じ組成の非晶質薄膜が強磁性を示すことがわかった。薄いGB層が強磁性を示すことは,Nd₂Fe₁₄B結晶粒が磁気結合していることを示唆している。これらの知見に基づいて焼結磁石の保磁力向上機構について考察した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *永久磁石 ,  *焼結合金 ,  *鉄合金 ,  ネオジム含有合金 ,  ホウ素含有合金 ,  *金属間化合物 ,  *結晶粒界 ,  化学組成 ,  粒界偏析 ,  *焼なまし ,  *保磁力 ,  *物

分類 (1件)： 磁気的性質  (WB02020J)

タイトルに関連する用語 (6件)： Nd ,  Fe ,  焼結磁石 ,  結晶粒界 ,  界面 ,  組成