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J-GLOBAL ID:202002240442931331   整理番号:20A1979805

イネ成長における夏の低温傷害を予測するためのアンサンブル気象予報の適用性

Applicability of meteorological ensemble forecasting to predict summer cold damage in rice growth
著者 (6件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 128-139(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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突然の気温降下は,日本北部におけるイネ生産に重大な懸念をもたらす。以前の早期警戒システムは予測温度傾向に基づいており,警報は低温の発生のために発表されていた。イネ作物には低温感受性の段階があるが,以前のシステムは,局所規模でのイネ成長をシミュレートする困難さのため,それらを考慮していなかった。予測システムは,イネ成長段階と現在の気象予報技術の両方を考慮することによって,より価値のあるのものとなろう。本研究では,14日間の寒冷被害リスクを予測するため,アンサンブル数値天気予測と品種ベースのイネ成長モデルを統合した。9つの構成要素をもつアンサンブル平均予報は,30年にわたる歴史的観測から導かれた気候学的予測(2.1~2.4°C)よりも,低い二乗平均平方根誤差(RMSEs)(1.3~1.9°C)で地表気温を7日間より巧みに予測した。単一決定論的予測は,RMSEsの1.3~2.0°Cで5日間温度をより良く予測し,アンサンブル予測で2日間予測可能な期間の拡大を示した。冷却度日にとって,単一およびアンサンブル平均予報は,14日の予測期間(それぞれ,単一決定論,アンサンブル平均および気候学的予測に対して,予測期間=14日において4.1,3.8および5.2°C)を通して,気候学的予測よりも低いRMSEを示した。気候学的予測はイネの成長段階を合理的に推定したが,冷却度日にとっての性能はアンサンブル平均と単一決定論的予測より劣っていた。気象平均状態はイネの成長段階を予測するのに十分であるが,数値気象予測によって提供される地表気温の正確な時間的パターンは信頼できる低温傷害予測に不可欠である。さらに,アンサンブル予測は,表面気温と冷害の両方に対する予測誤差を低減するために,単一決定論的予測よりも効果的であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  農業気象 
引用文献 (36件):

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