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J-GLOBAL ID：202002240751560568   整理番号：20A1722179

貨物輸送の時間価値計測のための新たな手法の提案

A NEW METHODOLOGY OF MEASURING THE VALUE OF FREIGHT TRAVEL TIME SAVINGS

著者 (4件)： 小池淳司 (神戸大 大学院工学研究科) ,  高村望 (エム・アール・アイリサーチアソシエイツ) ,  山崎雅人 (名古屋大 減災連携研究セ) ,  織田澤利守 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： 土木計画学研究・講演集(CD-ROM)  (土木計画学研究発表会・講演集(CD-ROM))
巻： 61  ページ： ROMBUNNO.52-1  発行年： 2020年05月29日 
JST資料番号： X0119B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 道路など交通施設を評価する上で重要な指標となるのが時間価値である.本研究の問題意識は,貨物輸送は物流やサプライチェーンを通じて社会・経済全体に影響を及ぼすという点にある.そこで,本研究では貨物輸送の時間価値を道路整備による経済厚生の増加分と地域間物流量を用いて新たに定義した.これらの算出には完全競争を仮定した標準的な空間的応用一般均衡モデルを用いている.さらに,モデル上で東日本大震災の被害を再現するようパラメータを外生的に設定した.これにより,従来計測が不可能であった被災状況下での貨物輸送の時間価値計測を行った.シミュレーションの結果,従来の推定手法は時間短縮の経済的価値を過小評価している可能性が示唆された.さらに,災害時には貨物輸送の時間価値が上昇することが計測された.(著者抄録)

シソーラス用語： *貨物輸送 ,  価値 ,  道路整備 ,  *物的流通 ,  工程 ,  利益 ,  経済モデル ,  *シミュレーション ,  震災
準シソーラス用語： サプライチェーン ,  *一般均衡モデル ,  *時間価値 ,  東日本大震災 ,  物流 ,  便益

分類 (2件)： 運輸交通・サービス一般  (TA01010L) ,  交通調査  (TB01031B)

引用文献 (9件)：

• 国土交通省:公共事業評価の費用便益分析に関する技術指針(共通編),2009.
• De Jong, G.: Value of freight travel-time savings, Chapter 34 in Hensher, D.A. and Button,K.J. (Eds.) Handbook of Transportati on Modelling(2nd Edition), Emerald Group Publishing Limited, 2007.
• 瀬木俊輔:在庫管理モデルを応用した貨物の時間価値に対する理論的アプローチ,土木学会論文集 D3(土木計画学),Vol.72,No.2,pp.113-127,2016.
• 国土交通省:時間価値原単位および走行経費原単位(平成20年価格)の算出方法,第4回道路事業の評価手法に関する検討委員会,参考資料 1
• 武田史郎:双対アプローチによる一般均衡モデルの記述,2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： 貨物輸送 ,  時間価値 ,  計測 ,  手法 ,  提案