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J-GLOBAL ID：202002241329803228   整理番号：20A2681837

ユニバーサルツーリズムの推進に向けた手話による観光ガイドツアーの実態に関する基礎的研究 伊勢神宮内宮をケーススタディとした口話による観光ガイドツアーとの構造比較を通して

A Basic Study on the Actual Conditions for Guided Tour Using Sign Language to Promote Universal Tourism Through Comparison of Vocal Guided Tour Construction using Ise-Jingu Naiku as a Case Study

著者 (3件)： 竹田彩夏 (イオンモール(株)) ,  川原晋 (東京都立大学) ,  野田満 (東京都立大学)
資料名： 都市計画論文集(Web)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (Web))
巻： 55  号： 3  ページ： 729-736(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U2068A  ISSN： 2185-0593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,ケーススタディとして伊勢神宮内宮を用い,口話による観光ガイドツアーとの比較に基づいた手話による観光ガイドツアーの特徴や傾向を明らかにすることである。その上で,ユニバーサルツーリズムの推進を見据え,手話による観光ガイドツアーにおける情報提供の量及び質の向上に向けた考察を行う。本研究では以下の3点が明らかになった。1)手話による観光ガイドツアーを実施する組織には,手話による観光ガイドツアーのみを行う組織と,口話による観光ガイドツアーも実施する組織の2種類が確認されたが,いずれも数は極めて少ない。前者組織内における手話のレベルが一定ではないことや,観光ガイドツアーの実施において,ガイドの説明を視覚的に妨げる障壁の存在が明らかになった。2)口話による観光ガイドツアーに比べて,手話による観光ガイドツアーは話題の数が少なく,そのカテゴリーにも偏りがみられることがわかった。3)同じエリアを対象としていても,手話による観光ガイドツアーと口話によるガイドツアーは経路や停止地点,情報の提供場所等に差異があることが明らかになった。以上より,手話による観光ガイドツアーにおける考察を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *観光 ,  *手話 ,  *聴覚障害者 ,  神社 ,  サービス ,  *情報
準シソーラス用語： ツーリズム ,  伊勢神宮 ,  旅客ガイド ,  観光情報

著者キーワード (10件)： ガイドツアー ,  手話 ,  聴覚障害者 ,  情報保障 ,  ユニバーサルツーリズム ,  Guided tour ,  Sign language ,  Deaf ,  Accessible information ,  Universal tourism

分類 (1件)： 観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (12件)：

• 1) 田口秀男・木村一裕・日野智(2010):観光ボランティアガイドによる対話型情報提供の意義とその評価、土木計画学研究・論文集、Vol.27、No.2、pp.249-256
• 2) 観光庁HP:ユニバーサルツーリズムについて、https://www.mlit.go.jp(2020.04.25現在)
• 3) 総務省HP:グローバルコミュニケーション計画、https://www.soumu.go.jp(2020.04.25現在)
• 4) 松森果林(2014):音のない世界と音のある世界をつなぐ-ユニバーサルデザインで世界をかえたい!、岩波書店
• 5) 大木洵人(2014):聴覚障がい者向け手話サービスへの情報技術の応用-Tech for the Deaf-、情報管理、Vol.57、No.4、pp.234-242

タイトルに関連する用語 (9件)： ツーリズム ,  推進 ,  手話 ,  観光 ,  ツアー ,  基礎的研究 ,  伊勢神宮 ,  ケーススタディ ,  口