抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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SNACC(Scalable Neuro Accelerator Core with Cubic integration)はディープニューラルネットワーク向けのアクセラレータであり,through chip interface(TCI)と呼ばれるチップ間通信の技術を用いることで複数枚のチップを積層した際に更なる性能の向上が期待できる.本論文では実チップ実装と実チップ評価を行う.SNACCは4つのSIMDコアで構成されており,重みデータの共有のため分散型メモリ構造をとりTCIを兼ねそなえている.実チップ評価はRenesas Electronics65nm SOTB(Silicon On Thin Box)CMOSテクノロジを用いたチップで行われた.結果として比較的単純なCNNであるLeNetが50MHzで0.9Vで動作することが確認できた.消費電力は10mW未満であり,2mWのリーク電力はあるもののフォワードボディバイアスをかけることで15%性能を向上させることができた.SNACCはMIPS R3000組み込みプロセッサに対して20倍以上の高い性能を発揮した.(著者抄録)