抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2019年8月8日の諏訪湖では,SS,Chl-a,IL,Trans.は2003年以降の同時期の平均的な状況よりも改善されていた。表層から水深2mまでの水温は同時期平均よりも高温であり,水深3m水温は平年並み,水深4m・5m水温は同時期平均より低温であった。表層から水深4mまでのDOは同時期平均よりも高く,特にDO2mはこれまでの観測日中最も高かった。表層水温が平年より高いにもかかわらず,諏訪湖の水質は平年よりも良好であった。2019年8月8日の表層4水質要素の主成分分析により主要な分布パターンを抽出した。第1主成分は,SS,Chl-a,Trans.の変動を説明し,第2主成分はW.T.0mとTrans.の変動を説明するパターンである。2019年夏季の諏訪湖湖心における水深0.5mと水深1.5mの水温ピークは,いずれも8月10日(水深0.5m28.3°C,水深1.5m28.1°C)に出現した。水深3mのピークは8月14日(26.5°C),水深5mのピークは8月15日(25.5°C)に出現した。(著者抄録)