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J-GLOBAL ID:202002243211482617   整理番号:20A0027815

肺内投与後の雄Fischer344ラットの肺および胸膜におけるオクタチタン酸カリウム(ポット)線維の発癌効果【JST・京大機械翻訳】

Carcinogenic effect of potassium octatitanate (POT) fibers in the lung and pleura of male Fischer 344 rats after intrapulmonary administration
著者 (20件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 1-14  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7342A  ISSN: 1743-8977  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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オクタチタン酸カリウム繊維(K2O8TiO2,POT繊維)をアスベスト代替物として用いた。それらの物理的特徴は,呼吸可能なPOT線維が肺および胸膜において発癌性である可能性があることを示唆する。しかしながら,以前の2年間の吸入研究は,呼吸したPOT線維が発癌能をほとんど持たないことを報告した。本研究において,10週齢の雄F344ラットを,無処置または投与された賦形剤,0.25または0.5mgのルチル型ナノTiO2(r-nTiO2),0.25または0.5mgのPOT繊維,または0.5mgのMWCNT-7を気管内肺内噴霧(TIPS)により2年間観察した。r-nTiO2と対照群の間に差はなかった。気管支肺胞細胞過形成の発生率は,0.50mg POTと0.50mg MWCNT-7で処理した群で有意に増加した。しかし,肺腫瘍の全体的発生率は,POTまたはMWCNT-7処置群のいずれにおいても増加しなかった。特に,POTとMWCNT-7処理ラットで発生した癌は増殖性線維結合組織を伴ったが,未処理ラットとr-nTiO2処理ラットで発達した癌は(癌は対照ラットでは発達しなかった)。加えて,0.25mg POTで処理したラットで発生した癌は,1700匹のラットあたり約1匹で自然発生する腫瘍,扁平上皮癌であった。中皮細胞過形成の発生率は,4/17,7/16,および10/14であり,悪性中皮腫の発生率は,0.25mgPOT,0.5mgPOT,およびMWCNT-7治療群で,それぞれ,3/17,1/16,および2/14であった。対照ラットまたはr-nTiO2で処理したラットでは,中皮細胞過形成も中皮腫も発生しなかった。ラットにおける自然発生悪性中皮腫の発生率は非常に低いので,1000頭当たり約1頭(日本バイオアッセイ研究センター[JBRC]の歴史的対照データ),POTおよびMWCNT-7処理グループにおける複数の悪性中皮腫の発生は生物学的に有意であった。POT線維とMWCNT-7を投与した雄F344ラットにおける胸膜中皮腫の発生率はJBRCの歴史的対照データより有意に高く,TIPSを用いた気道を介してPOT線維とMWCNT-7線維を投与した群における胸膜中皮腫の発生は生物学的に有意であることを示した。II型上皮細胞過形成の発生とPOT処理ラットで発生した癌の組織学は,呼吸可能なPOT線維が雄F344ラットの肺において発癌性である可能性が高いことを示す。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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分子遺伝学一般  ,  呼吸器の基礎医学  ,  粒状物調査測定 
引用文献 (26件):
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