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J-GLOBAL ID:202002244030944648   整理番号:20A0995370

準安定オーステナイト系ステンレス鋼のMd30に及ぼす炭素および窒素の影響

Effect of Carbon and Nitrogen on Md30 in Metastable Austenitic Stainless Steel
著者 (8件):
資料名:
巻: 105  号: 12  ページ: 1163-1172(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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Md<sub>30</sub>は,準安定オーステナイト鋼において,0.3の真引張歪で,50vol%のα′マルテンサイトが形成される温度と定義される。一般的に,Md<sub>30</sub>に及ぼす炭素含有量の影響は,Noharaの方程式によって示されるように,窒素のそれと同一であると推定された。しかし,本研究では,炭素添加鋼のMd<sub>30</sub>は窒素添加鋼のそれより低く,オーステナイトの機械的安定性に及ぼす炭素含有量の影響は窒素のそれよりも顕著であることを示した。さらに,Md<sub>30</sub>と炭素と窒素含有量の間の関係は線形ではない。Md<sub>30</sub>に及ぼす炭素と窒素含有量の影響は,より低い炭素と窒素含有量領域(<0.1%)でより高い。この効果は以前の研究では考慮されなかったので,両元素のオーステナイト安定化効果は過小評価された。したがって,本研究では,Fe-Cr-Ni合金系のMd<sub>30</sub>を正確に推定するための新しい方程式を提案した。結果として,修正Md<sub>30</sub>方程式は以下の通りであることが示唆される:Md<sub>30</sub>(K)=800-333√C<sub>eq</sub>-10.3Si-12.5Mn-10.5Cr-24.0Ni-5.6Mo。炭素当量,C<sub>eq</sub>は炭素と窒素濃度と温度の関数である。炭素と窒素添加鋼の間の積層欠陥エネルギーの違いにより,C<sub>eq</sub>=C+aN a=0.931-0.000281exp(0.0219T)。上記方程式は,炭素と窒素のオーステナイト安定化効果の差が温度上昇と共に増加することを示している。(翻訳著者抄録)
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