文献

J-GLOBAL ID：202002244236136533   整理番号：20A2115609

翼型熱交換器の伝熱性能に及ぼす主流全温の周期変化の影響

Effect on Heat Transfer through an Airfoil Heat Exchanger in a Main Flow with Periodic Total Temperature Change

著者 (2件)： 伊藤優 (東大 大学院工学系研究科) ,  渡辺紀徳 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 日本ガスタービン学会誌  (Journal of the Gas Turbine Society of Japan)
巻： 48  号： 5  ページ： 303-311  発行年： 2020年09月18日 
JST資料番号： X0134A  ISSN： 0387-4168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 翼型熱交換器は,熱輸送媒体(HTM)流が流れるいくつかの内部チャネルを持つ翼である。種々の翼形熱交換器は管によって接続され,HTMは熱輸送のために熱から冷部へ流れる。ターボファンの固定子または案内羽根を翼形熱交換器になるように修正すると,軽量でコンパクトなインタクーラとレキュペレータシステムをターボファンに設置できる。本研究では,実験を通して検証した熱流体解析を用いて,周期的全温度変化による主流における翼型熱交換器による熱伝達を数値的に調べた。周期的全温度の周波数が5000Hzであるとき,翼型熱交換器の外表面を通しての時空平均熱流束は,定常状態におけるものより10%高い値を有した。翼型固体温度と周期的全温度の間の位相遅れが最大になるとき,翼型熱交換器の外表面を通しての熱流束も,翼型熱交換器の熱容量のために最大であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *熱交換器 ,  熱媒体 ,  *インタクーラ ,  ターボファン ,  数値解析 ,  熱 ,  流体 ,  熱伝導率 ,  伝熱 ,  伴流
準シソーラス用語： *翼型熱交換器 ,  *熱輸送媒体 ,  *レキュペレータ ,  数値熱流体解析 ,  ターボファンエンジン

分類 (1件)： 熱交換器,冷却器  (PA03020G)

引用文献 (20件)：

• 伊藤優, 航空用推進機の低燃費化技術の歴史と動向, ターボ機械, Vol.46, No.9 (2018), pp.539-547.
• Ito, Y., Inokura, N. and Nagasaki, T., Intercooled and Recuperated Jet Engine Using Airfoil Heat Exchangers, 22nd International Society for Air Breathing Engines Conference, Phoenix, USA (2015), ISABE 2015-20100.
• Ito, Y., Inokura, N. and Nagasaki, T., Conjugate Heat Transfer in Air-to-Refregerant Airfoil Heat Exchangers, ASME J. of Heat Transfer, Vol. 136, No. 8 (2014), p. 081703.
• 二ノ宮竜成,伊藤優,長崎孝夫, 翼型熱交換器で構築した軽量ICRエンジン搭載航空機のフューエルバーン, 日本ガスタービン学会誌, Vol.47, No.6 (2019), pp.429-436.
• Johnson, H., A. and Rubesin, M., W., Transactions of the ASME, Vol. 71, No. 5 (1949), pp.447-456.

タイトルに関連する用語 (4件)： 翼型 ,  熱交換器 ,  伝熱性能 ,  周期変化