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J-GLOBAL ID:202002245108945678   整理番号:20A0508635

ワット浴からの低熱膨張型Fe-Niインバー合金の電析挙動と微細構造に及ぼす添加剤の影響

Effect of Additives on the Deposition Behavior and Micro Structure of Invar Fe-Ni Alloys with Low Thermal Expansion Electrodeposited from Watt’s Solution
著者 (5件):
資料名:
巻: 105  号: 10  ページ: 988-997(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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NiSO4,NiCl2,FeSO4,C3H4O4,C7H4NNaO3S,およびH3BO3を含む撹拌Watt溶液中,50°C,100~5000A・m-2および10~5C・m-2で,低熱膨張のインバーFe-Ni合金の電着を行った。マロン酸の濃度が増加すると,析出物中のNi含有量は,2000A・m-2よりも高い電流密度領域で減少し,一方,それは1000A・m-2より低い電流密度領域で増加した。合金析出の電流効率はマロン酸濃度の増加と共に低下した。析出物は粒状結晶から成り,そのサイズはマロン酸濃度の増加と共に減少した。サッカリンを添加すると,析出物中のNi含有量は著しく減少し,合金析出の電流効率は増加した。ホウ酸の添加により,析出物中のNi含有量はいくらか減少し,合金析出の電流効率は増加した。析出物の表面形態は電流密度とサッカリンの添加により変化し,ホウ酸の添加によりほとんど変化しなかった。形態は析出物中のNi含有量に依存することが分かった。Ni含有量29~38mass%の析出物は,約300nmサイズの粒状結晶から成り,一方,Ni含有量41~52mass%の析出物は,微細結晶から成る滑らかな表面を示した。析出物中のNi含有量と電流効率に及ぼす添加物の影響は,FeとNiの析出に対する部分分極曲線の変化とFe-Ni合金析出の水素発生によって説明できた。(翻訳著者抄録)
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電気めっき 
引用文献 (44件):
  • 1) T. Nagayama, T. Yamamoto and T. Nakamura: J. Surf. Finish. Soc. Jpn., 67(2016), 140 (in Japanese).
  • 2) H.Saito: Physics and Application of Invar Alloys, Maruzen, Tokyo, (1978), 18.
  • 3) T. Yokoyama and K. Eguchi: Phys. Rev. Lett., 107(2011), 065901.
  • 4) R.J. Weiss: Proc. Phys. Soc., 82(1963), 281.
  • 5) H. Saito and H. Fujimori: Bull. Jpn. Inst. Met., 7(1968), 263 (in Japanese).
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