文献
J-GLOBAL ID:202002246062753775   整理番号:20A0623591

木質系面材料の耐水性能に対する常温水浸漬および散水処理の同等性

Equivalence of Water Immersion and Water Spraying Treatments Affecting Moisture Resistance of Wood-based Panels
著者 (3件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 110-115  発行年: 2020年03月01日 
JST資料番号: F0206A  ISSN: 0026-8917  CODEN: MKOGA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本建築基準は,木質系面材料への散水処理による耐水性能の推定を要求している。散水処理はかなりのエネルギーと水を消費し,また複雑な装置を必要とする。そこで,他の代替法を確立する必要がある。本研究では,カラマツ(Larix gmelinii Gordon)合板(LRC),アスペン(Populus spp.)OSB,解体材パーティクルボード(PB),および広葉樹MDFの曲げ性能を72時間の連続浸水処理と散水処理後に測定し,木質系パネルの耐水性能に及ぼす浸水処理と散水処理の影響を検討した。浸水後のOSB,PBおよびMDFの吸水率(WA)は,散水後の吸水率(5%レベル)よりも高かった。浸水後のOSBとPBの厚さの膨潤(TS)は,散水後のものより著しく高かった。再養生後,LRCとMDFの重量と厚みは初期状態まで回復したが,OSBとPBの重量は初期状態よりも2%高く,厚みは10%高くなった。湿潤状態では,すべてのパネルのMORとMOEは,初期状態の60%まで減少した。浸水後のLRCのMORとMOE,OSBおよびMDFは,散水後のそれらよりも著しく減少した。PBは逆の結果を示したが,PBの耐荷重と剛性は他のパネルでも同じ結果を示した。再養生後,両水処理後のLRCとOSBの曲げ性能は,初期状態とほぼ同じに回復した。PBとMDFに関しては,散水後のMORとMOEは浸水後のものよりも著しく高かった。これらの調査結果から,浸水処理は散水処理を代替できると結論づけた。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
木材の性質・構造 
引用文献 (5件):
  • 渋沢龍也: 木材工業, 74(11), 456-461 (2019)
  • (一社)日本ツーバイフォー建築協会編: 2018年枠組壁工法建築物構造計算指針, 丸善出版(株), 266-267 (2018)
  • 澤田 圭: Journal of Timber Engineering, 16 (2), 34-37 (2003)
  • 武田孝志,池田啓輔: 日本建築学会大会学術講演梗概集(関東), C-1 構造 III, 39-40 (2015)
  • ASTM D 1037 Standard Test Methods for Evaluating Properties of Wood-Base Fiber and Particle Panel Materials, ASTM International, 8 (2012)

前のページに戻る