抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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システムの運用管理業務で用いられる運用手順書では状況毎の作業内容を網羅しておらず,記載のない部分の作業手順は運用オペレータの暗黙知に依る事となる.一方で多くの運用現場では,運用オペレータの作業履歴を証跡として保存している.この作業履歴には,オペレータの実行したコマンドやそのコマンドの出力情報,その後に実行したコマンドなどが全て残されており,状況に応じてどういうコマンドを選択したかという点でオペレータの暗黙知が記録されているともいうことが出来る.そこで本研究では,作業履歴の実行コマンド列から作業手順を抽出し,状況によって実行すべき作業が分かれる箇所で実行されたコマンドの出力情報の違いに着目して分岐条件を抽出する手法を提案する.この手法により,運用手順書に記載のないコマンド選択についてのオペレータの暗黙知を抽出可能であることを実験により確認した.(著者抄録)