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J-GLOBAL ID：202002246588829814   整理番号：20A1723588

地場産農産物に対する消費者の選好

Consumers’ Preferences in Locally-grown Farm Products

著者 (2件)： 大西茂 (滋賀大学環境総合研究センター) ,  田中勝也 (滋賀大学環境総合研究センター・経済学部)
資料名： 農林業問題研究(Web)  (Journal of Rural Problems (Web))
巻： 56  号： 2  ページ： 27-37(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0665A  ISSN： 2185-9973  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は米,野菜,および果実のような地場産農産物に対する消費者の選好を明らかにすることを目的とする。持続可能な消費およびSDGsに適合できる生産パターンを確保するという観点から,地場食品生産と消費はこれまで以上に必要である。本研究の結果は消費者の選好が問い合わせの製品に依存することを示している。例えば最も重要な特性は米の「味」であり,野菜と果物の「価格」である。また消費者は地場食品の購入による地域環境の利益の支援に気づいていないことが明らかになった。本稿での意味するところは地場食品を促進する可能性があるということである。最近消費者の生活様式の反映として消費者の高い健康意識が米や果実よりも野菜を購入しようとする方向に導いていることが統計的に示されている。SDGsは全ての人を持続可能な社会に変換するための行動計画を目指している。1つの簡単な行動は地場食品の消費者購入を強化することである。本研究の結果はまた地場食品の販売促進に向けた有効な戦略の策定のための提案を提示する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *農作物 ,  *消費者行動 ,  消費者志向 ,  行動計画 ,  持続可能な開発 ,  味 ,  価格 ,  住民意識 ,  販売促進 ,  環境保全
準シソーラス用語： SDGs ,  健康志向 ,  *消費者の選択 ,  食品価格 ,  食味 ,  *地域特産農産物

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分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (14件)：

• 大庭隆嗣・平野達朗・栗原伸一(2006)「地元産農産物に対する消費者選好の因果構造」『農村計画学会誌』25:413-418.https://doi.org/10.2750/arp.25.413
• 消費者庁(2017)「倫理的消費」調査研究会編『「倫理的消費」調査研究会取りまとめ』,https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/consumer_education/ethical_study_group/pdf/region_index13_170419_0002.pdf(2019年8月12日参照).
• 消費者庁(2018)「エシカル消費ってなぁに?」,https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/pdf/ethical_180409_0001.pdf(2019年6月4日参照).
• 徳永翔大・後藤尚弘・九里徳泰(2015)「地産地消・旬産旬消の環境配慮行動の要因に関する分析」『環境システム研究論文集』43:II_329-II_337.https://doi.org/10.2208/jscejer.71.II_329
• 内藤重之(2006)「地産地消運動の展開と意義」橋本卓爾・大西敏夫・藤田武弘・内藤重之編著『食と農の経済学』ミネルヴァ書房.

タイトルに関連する用語 (3件)： 農産物 ,  消費者 ,  選好