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J-GLOBAL ID：202002248872551387   整理番号：20A0460139

3次元地質モデリングの原理と方法の発展

Development of Principles and Method for Three-dimensional Geological Modeling

著者 (4件)： 根本達也 (大阪市立大学大学院理学研究科) ,  野々垣進 (国立研究開発法人産業技術総合研究所) ,  RAGHAVAN Venkatesh (大阪市立大学大学院工学研究科) ,  升本眞二 (大阪市立大学大学院理学研究科)
資料名： 情報地質  (日本情報地質学会誌)
巻： 30  号： 4  ページ： 181-195(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： L2598A  ISSN： 0388-502X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 3次元地質モデルは基礎的な野外調査のデータと地質学の知識・解釈に基づく地質解析の結果として構築される地質情報の最終的な成果の1つである.日本情報地質学会では,その前身である情報地質研究会(1979年設立)の時代から3次元地質モデルの構築方法に関連する多くの研究論文が報告されてきた.本稿では,主に日本情報地質学会の論文誌・学術講演会・講習会などを通じて開発され,発展してきた3次元地質モデルの構築・可視化方法と地質境界面の推定方法に焦点をあてた.これらの研究成果は研究会時代から長年にわたりコンピュータの進化に合わせて,開発・改良・充実されてきた.モデル構築の数学的な原理は2000年頃までに開発された.つぎの10年で,3次元地質モデリングのための個別のソフトウェアや汎用GISのためのアルゴリズムが確立した.その後,研究・開発は実用化と普及に向かった.その間,地質境界面の推定のためのアルゴリズムも進化した.現在,これらの研究成果は実務で利用されている商用の3次元地質モデリングソフトウェアの技術的基盤を提供している.最後に,モデルの作成者や利用者の視点から3次元地質モデルの現状と将来の展望を述べた.(著者抄録)

シソーラス用語： 現地調査 ,  科学技術情報 ,  可視化 ,  界面 ,  アルゴリズム ,  地理情報システム ,  数学的性質 ,  コンピュータ ,  モデリング ,  地質 ,  三次元 ,  *地質構造 ,  *解析モデル ,  地質学 ,  *三次元地質モデル ,  WebGIS
準シソーラス用語： サーフェイスモデリング ,  数理地質学 ,  地質情報 ,  野外調査

著者キーワード (8件)： 3次元地質モデル ,  地質関数 ,  可視化 ,  地質境界面推定 ,  Three-dimensional geological model ,  Geologic function ,  Visualization ,  Geological boundary surface estimation

分類 (2件)： 計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  数理地質学  (DE01020S)

引用文献 (97件)：

• Akima, H.(1978a)A method of bivariate interpolation and smooth surface fitting for irregularly distributed data points. ACM Transactions on Mathematical Software, vol.4, no.2, pp.148-159. 10.1145/355780.355786
• Akima, H.(1978b)Algorithm 526: Bivariate interpolation and smooth surface fitting for irregularly distributed data points. ACM Transactions on Mathematical Software, vol.4, no.2, pp.160-164. https://doi.org/10.1145/355780.355787
• Akima, H. (1984)On estimating partial derivative for bivariables, interpolation of scattered data. Rocky Mountain Journal of Mathematics, vol.14, no.1, pp.41-52. https://doi.org/10.1216/RMJ-1984-14-1-41
• 秋山泰久(2014)地盤情報と三次元モデルについて.日本情報地質学会シンポジウム2014 講演論文集,pp.17-49.
• 青山隆行・塩野清治・升本眞二・野藤孝裕(1997)最適化原理による不連続な曲面の推定.情報地質,vol.8, no.3, pp.157-175. 10.6010/geoinformatics1990.8.3_157

タイトルに関連する用語 (5件)： 3次元 ,  地質 ,  モデリング ,  原理 ,  発展