抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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クラウドサービス市場の拡大やネットワーク機能の仮想化が進展している他,SMPTE ST-2110規格の策定により放送コンテンツの編集,蓄積配信環境のIP化が進んでいる.我々はクラウドの空きリソースを柔軟に利用した,8K非圧縮映像の分散蓄積配信システムの実現を目指している.本稿では要求伝送性能3GbpsのVMを8台連携し,24Gbpsの8K非圧縮映像を安定配信するまでの課題とチューニング手法を示す.基本実験では映像配信アプリケーションによる共有ストレージからの映像読出し性能が安定せず,1台の物理サーバ上で複数VMが安定動作しない課題が残った.そこで,VMのプロトコル処理性能の向上に向けてSRIOVの有効化やファイル共有プロトコルの選択,複数VMの安定動作に向けてVM上のOS変更やvCPU core数及びメモリ保有量の軽量化等を行った.その結果,各VMにvCPU4coreをpinningし,メモリ16GB,仮想的に2分割した10Gbps-NICを割当て,物理サーバ上にVMを2台ずつ配置することで,安定的に8K非圧縮映像が連携配信できることを確認した.(著者抄録)