抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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圧力の多点計測が可能な圧力マッピングセンサは,人工皮膚等の触覚センサなどへの応用のために開発が進められている。マッピングセンサを生体センサとして機能させるためには,センサにフレキシブル性を持たせることが重要である。近年,開発が進められているマッピングセンサの感圧部分(圧電層)としては,無機系圧電材料を用いたものが主流となっている。しかしながら,無機系材料はフレキシブル性に欠けてしまうため,センサにフレキシブル性を持たせるためには工程数を増やしていく必要がある。そこで我々は,簡便な作製プロセスでフレキシブル性を得ることが可能な有機系圧電材料であるポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いた,フレキシブルな圧力マッピングセンサの開発を行っている。本研究では,溶液塗布ベースの簡便な方法によって成膜形成されたPVDF膜を用いた新奇な構造の圧力マッピングセンサを各種作製し,一次元方向および二次元平面上における圧力変化の検出をそれぞれ試みた。本発表では,作製したこれらのマッピングセンサから得られた応答特性の詳細な解析を行った結果について報告する。(著者抄録)