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J-GLOBAL ID：202002249017878071   整理番号：20A2681918

「地域開放型サービス付き高齢者向け住宅」の空間構成と運営実態

Spatial configuration and management of serviced housing for the elderly with spaces open to the neighboring communities

著者 (3件)： 吉野良祐 (早稲田大学) ,  後藤春彦 (早稲田大学) ,  吉江俊 (早稲田大学)
資料名： 都市計画論文集(Web)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (Web))
巻： 55  号： 3  ページ： 1342-1349(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U2068A  ISSN： 2185-0593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では地域コミュニティに開放された空間をもつサービス付き高齢者向け住宅の空間と運営に着目し,必ずしも富裕層向けでない,高齢者が享受できる豊かな生活を提供していることを示した。空間の面では,居住者と地域住民が共存できるように3つの秩序立ての工夫を行っており,他事例でも応用可能な知見だと考えられる。運営の面では,居住者集団に能動的な交流を支援する事業者の介入意向が居住者の能動的な行動を促す点で重要であることがわかった。一方,課題としては利用者のマナーの悪化や利用しにくい共用部配置になっているものがわかった。また,2つの調査により,共用空間の空間的特徴や多くの人が利用する場合の秩序立ての工夫,住宅の開発経緯,開放的な共用空間の利用実態などを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： 地域社会 ,  *集合住宅 ,  サービス ,  *社会福祉施設 ,  *空間構成 ,  経営管理 ,  住民参加 ,  *共同利用 ,  コミュニケーション ,  利用者 ,  倫理 ,  実態調査
準シソーラス用語： *サービス付き高齢者向け住宅 ,  マナー

著者キーワード (8件)： 超高齢化社会 ,  地域開放型サービス付き高齢者向け住宅 ,  共用部 ,  事業者の介入意向 ,  super-aging society ,  serviced housing for the elderly with spaces open to the neighboring communities ,  common space ,  intervention intention

分類 (2件)： 住宅建築,農村建築,城  (RB05040V) ,  建築設計,建築家,建築史  (RB04000W)

引用文献 (5件)：

• 1) 国土交通省HP, 平成31年3月8日時点, https://www.mlit.go.jp/common/001278965.pdf (最終確認2020.08.14)
• 2) サービス付き高齢者向け住宅情報提供システムHP, 平成31年度4月末時点, https://www.satsuki-jutaku.jp/, (最終確認2019.08.23)
• 3) 山田雅之, 沖村卓也, 山口健太郎, 高田光雄 (2012)「高齢者向け住宅における生活支援サービスの実態把握」日本建築学会計画論文集, 77(677), pp1545-1552
• 4) 永浜正貴, 絹川麻里, 山口健太郎, 志垣智子 (2016)「図面分析から見たサービス付き高齢者向け住宅の平面構成に関する研究」日本建築学会計画論文集, 81(720), pp271-279
• 5) 片桐暁史, 小泉秀樹, 泉山塁威 (2018)「多世代居住型住宅整備における居住者交流に関する研究-サービス付き高齢者向け住宅と一般住宅と一般住宅の併設事例を対象に-」都市計画論文集 No17, pp.255-262

タイトルに関連する用語 (5件)： 地域 ,  開放型 ,  サービス付き高齢者向け住宅 ,  空間構成 ,  運営