抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
バリアフリー対策に基づき,都市部ではスロープ付バス車両の増備が進み,ほぼすべての車両がノンステップ車両となった事例もある。反面,車いす利用者のバス利用の大幅な増加はみられず,北米や欧州の都市部の路線バスと比較しても少ないと思われる。この背景のひとつに,車いす利用者のバス利用時の負担の問題があると想定される。本調査では,車いす利用者の路線バスでの移動について,観察記録および当該利用者を交えたワークショップを通して,実際に発生している負担の実態把握と課題整理を行った。また,北米都市での路線バスにおける車いす利用者への対応状況との比較を通して,わが国での今後の対応策を検討する。さらには,昨今話題のMAASに関連するアプリ開発技術や道路空間整備,インクルーシブ教育等の動きを踏まえ,車いす利用者の移動の選択肢の拡大と移動の自由度の確保をめざし,対応策候補のいくつかについて具体的な適用方法の提案をめざす。(著者抄録)