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J-GLOBAL ID：202002251667114224   整理番号：20A0888549

機器を用いた火山ガス中の有害成分の迅速分析法

Rapid instrumental analysis of hazardous components in volcanic gas

著者 (5件)： 十河孝夫 (温泉地学研) ,  秀平敦子 (神奈川県環境科セ) ,  代田寧 (神奈川県環境科セ) ,  星崎貞洋 (神奈川県環境科セ) ,  有田俊幸 (環境科学セ)
資料名： 神奈川県環境科学センター研究報告(Web)  (Bulletin of Kanagawa Environmental Research Center (Web))
号： 42  ページ： 22-32 (WEB ONLY)  発行年： 2020年03月 
JST資料番号： U0375A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・神奈川県にある箱根山はしばしば活動が活発化する活火山であり,放出される火山ガスの組成は火山の活動状態によって変化。
・HCl,SO₂及びH₂Sの組成比を測ることは,人体に有害な成分の放出量を把握するのみならず火山の活動状態を知るうえで有用。
・火山ガスの採取,分析には,小沢によるガス分析法の湿式分析法が一般的に用いられるが,本報ではIC法とICP-AES法を組合せた方法を比較。
・小沢の方法では採取から分析完了までに2~3週間程度を要したが上記の組合せ法により同程度の精度で,要する日数を大幅に短縮が可能。

シソーラス用語： 神奈川県 ,  火山 ,  *火山ガス ,  *有害物質 ,  *迅速分析 ,  硫化水素 ,  二酸化硫黄 ,  塩化水素 ,  *ガス分析 ,  ICP-AES分析 ,  大気質試験 ,  有害ガス
準シソーラス用語： 箱根山

分類 (2件)： 地球熱学,火山物理学  (DC03070D) ,  有害ガス調査測定  (SB03050T)

引用文献 (7件)：

• 小沢竹二郎: 地球化学におけるガス分析法 (I)-火山ガス-, 分析化学, 17, 395-405 (1968)
• 十河孝夫, 秀平敦子, 代田寧, 本間直樹: 箱根山大涌谷の52号蒸気井から放出される火山ガスの測定結果, 神奈川県環境科学センター研究報告, 40, 18-20(2017)
• 田中茂, 山中一夫, 佐藤滋, 橋本芳一: イオンクロマトグラフィーによる雨水中の亜硫酸イオンの定量, 分析化学, 35, 465-470 (1986)
• 三浦恭之, 杉崎正千: チオ硫酸塩によるよう素の光度滴定を利用した水中の10-6Mレベルの硫化物イオン,亜硫酸イオン及びチオ硫酸イオンの混合物の分析方法, 工業用水, 633, 53-62(2015)
• Hoppstock K., Lippert H.: An Improved Gas-Liquid Separator for the Selective Determination of Sulfide by ICP-OES Using the Evolution of Hydrogen Sulfide, Atomic Spectroscopy, 18, 35-40(1997)

タイトルに関連する用語 (2件)： 火山ガス ,  迅速分析