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J-GLOBAL ID：202002252002438097   整理番号：20A0539819

オープンリング共振器非接触給電のkQ積理論による位置ずれ許容範囲改善

Misalignment Tolerance Improvement by kQ-product Theory for Open-Ring Resonator Non-contact Power Transmission

著者 (2件)： 大野泰夫 (レーザーシステム) ,  伊藤弘子 (レーザーシステム)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 333(WPT2019 44-48)(Web)  ページ： 23-28 (WEB ONLY)  発行年： 2019年12月04日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オープンリング共振器を用いたマイクロ波共鳴送電は軽量小型でかつ高効率で,移動体への給電に向いている。しかし,送受電の共振器間にはある程度の位置精度が必要で,移動体への給電での課題である。位置ずれによる効率低下は,もっぱら入出力線路との整合条件のずれにより発生する。それを防ぐには,結合係数kと外部Qの積が1という整合条件を維持する必要がある。オープンリングを用いる共鳴給電では,リングの切断部が180°対向した場合にもっとも結合係数が高くなる。そこで,位置ずれによる結合係数の変化をリングの相対的な向き変化させることで相殺する方法を提案する。結果的に無負荷Qで表されるkQ積も一定に保たれるので,広い範囲で伝送効率が最大伝送効率η_maxで一定に保たれる。(著者抄録)

シソーラス用語： 開放型 ,  リング共振器 ,  電力供給 ,  *無線電力伝送 ,  Q値 ,  結合係数 ,  間隙 ,  許容範囲 ,  改良 ,  *効率
準シソーラス用語： マイクロ波共鳴送電 ,  位置ずれ ,  *電力伝送効率

分類 (1件)： 電源回路  (NC05060Q)

引用文献 (4件)：

• Kenji Harauchi, et. al, ′′Power Transmission through Insulating Plate Using Open-Ring Resonator Coupling and GaN Schottky Diode,′′ Proc. 2011 IEEE MTT-S IMWS-IWPT, IWPT2-2, Uji, Japan (2011)
• 大野泰夫、伊藤弘子、′′オープンリング共振器を用いた920MHz帯無線電力伝送装置′′、信学技報 WPT2019-28(2019-10)
• I. Awai and A. K. Saha, ′′Open Ring Resonators Applicable to Wide-band BPF,′′ Proceedings of APMC 2006(2006)
• T. Ohira, ′′Extended k-Q product formulas for capacitive- and inductive-coupling wireless power transfer schemes,′′ IEICE Electronics Express, Vol.11, No.9, pp.1-7(2014)

タイトルに関連する用語 (6件)： リング共振器 ,  非接触給電 ,  積 ,  理論 ,  位置ずれ ,  許容範囲