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J-GLOBAL ID:202002252092003968   整理番号:20A0116809

魚道堰での北極ヤツメウナギの遡上行動に影響する要因

Factors that Affect Arctic Lampreys’ Ascent Behavior on Fishway Weira
著者 (4件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 15-21  発行年: 2019年07月 
JST資料番号: L4234A  ISSN: 1343-8646  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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北極ヤツメウナギ(Lethenteron japonicum)の遡上に適した堰のデザインを明らかにするために,実験室実験を行った。遡上実験は,3種類の堰(鋭いクレスト,傾斜した鋭いクレスト,幅広クレスト)を用いて行った。堰の上流と下流の水深の差と期間(昼と夜)を変えて,遡上行動への影響を判断した。我々の結果は,水深の差が遡上行動に負の影響を強く与え,堰のタイプは遡上行動に影響を与えないことを示した。Δhが24cmのとき,すべてのタイプの魚道堰で遡上したヤツメウナギはいなかった。傾斜した鋭いクレストの堰は上流に45°の傾斜があった。しかしながら,それは遡上には寄与せず,45°よりも緩やかな傾斜は堰の適切なデザインにとってより優れている可能性がある。幅広クレストの堰は,ヤツメウナギが吸引するための付着場所として機能し,ヤツメウナギの固有の能力に適していると予想された。ただし,幅広クレスト堰での遡上率は他の2つのタイプよりも劣っていた。さらに,ビデオカメラの分析により,ヤツメウナギは昼間よりも夜間に遡上を試みたことが明らかになった。我々の実験結果は,北極ヤツメウナギの未知の遡上挙動を明らかにし,淡水生態系の保全と改良に貢献することが可能である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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ダム付帯設備,水路工作物  ,  河川調査・計画 
引用文献 (33件):
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