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J-GLOBAL ID：202002252228034024   整理番号：20A0072611

高機能・多機能表面処理鋼板 ステンレス鋼の超撥水化・超撥油化

著者 (1件)： 幅崎浩樹 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 70  号： 12  ページ： 604-607  発行年： 2019年12月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,電気化学反応を利用したステンレス鋼の超撥水化に関する筆者らの研究を中心に紹介。
・アノード酸化によりステンレス鋼上にナノ細孔を持った皮膜形成には,0.3mol dm^-3H₂Oあるいはこれ以下に水濃度を低減する必要があると説明。
・ナノ細孔を持った皮膜を超撥水・超撥油表面とするため,化学エッチング,電解エッチングとアノード酸化を組合せたマイクロ/ナノ階層構造化およびFAS(有機)コーティングによる濡れ性の改善について記述。
・耐久性に課題のある有機コーティングを用いない自己修復性超撥水表面の形成として,超撥水性希土類酸化物(酸化セリウム)薄膜をアノード析出し,その濡れ性を評価した結果に言及。

シソーラス用語： *ステンレス鋼 ,  電気化学反応 ,  疎水性 ,  接触角 ,  アノード酸化 ,  ウェットエッチング ,  電解エッチング ,  階層構造 ,  プラスチック被覆 ,  *表面構造 ,  細孔 ,  ナノ構造 ,  希土類元素化合物 ,  酸化物 ,  薄膜
準シソーラス用語： ナノ細孔 ,  希土類酸化物 ,  自己修復性 ,  *超撥水性 ,  *超撥油性

分類 (2件)： 化成処理  (WC08050J) ,  界面化学一般  (CB12010J)

引用文献 (12件)：

• 1)A. K. Kota, G. Kwon and A. Tuteja; NPG Asia Mater, 6, e109(2014).
• 2)A. K. Kota, W. Choi and A. Tuteja; MRS Bulletin, 38, 383(2013).
• 3)T. Darmanin and F. Guittard; Materials Today, 18, 273(2015).
• 4)H. Liu, Y. D. Wang, J. Y. Huang, Z. Chen, G. Q. Chen and Y. K. Lai; Adv. Func. Mater., 28, 27(2018).
• 5)K. Nakayama, A. Koyama, C. Zhu, Y. Aoki and H. Habazaki; Adv. Mater. Interfaces, 5, 1800566(2018).

タイトルに関連する用語 (5件)： 多機能 ,  表面処理鋼板 ,  ステンレス鋼 ,  撥水 ,  油化