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J-GLOBAL ID：202002252823829754   整理番号：20A2780135

放水流のある砂浜海岸における着色砂による砂移動調査

FIELD EXPERIMENTS OF SEDIMENT MOVEMENT USING COLORED SAND TRACER ON SAND COAST AFFECTED BY DISCHARGE FLOW

著者 (5件)： 杉山陽一 (中部電力株式会社 電力技術研究所) ,  橋詰正広 (中部電力株式会社 原子力安全技術研究所) ,  青木伸一 (大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻社会基盤工学部門) ,  加藤茂 (豊橋技術科学大学大学院 工学研究科建築・都市システム学系) ,  岡辺拓巳 (豊橋技術科学大学大学院 工学研究科建築・都市システム学系)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_330-I_335(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沿岸漂砂の卓越する海岸に汀線直角方向に放水を行った際の漂砂の動態を明らかにするために,浜岡原子力発電所の放水流を対象に着色砂調査を実施した.調査は当該海域で東向きの沿岸流が卓越する冬季において実施した.発電所放水口に6.6tの青色の着色砂を投入して,放水口の前面海域と周辺の海岸部で着色砂の出現状況を観測した.この結果,着色砂は岸沖方向には水深7m以浅に分布しており,放水流による砂移動は移動限界水深(h_c = 10m)まで到達する確率が低いこと,沿岸方向には投入3日後には観測範囲の東西両端(沿岸方向に約12kmの範囲)まで分布しており,沿岸流による砂移動は早く広範囲に及ぶこと,などが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： *海岸 ,  沿岸流 ,  漂砂 ,  *砂 ,  原子力発電所 ,  静岡県 ,  状態 ,  *放水 ,  *水流 ,  *調査 ,  *着色 ,  放水口 ,  発電所 ,  移動 ,  限界水深
準シソーラス用語： 移動限界水深 ,  沿岸漂砂 ,  砂移動 ,  砂浜海岸 ,  着色砂調査 ,  発電所放水口 ,  漂砂動態 ,  浜岡原子力発電所 ,  放水流

著者キーワード (4件)： sediment transport ,  colored sand tracking ,  discharge flow ,  longshore current

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U)

引用文献 (9件)：

• 1) 石野巧・鈴木悟・岡本光永・宇多高明・石川仁憲・田中博通・居波智也 : セットバック型放水路の排水機能の確認実験,土木学会論文集 B1(水工学),Vol. 73,No. 4,pp. I_991-I_996,2017.
• 2) 宇多高明・石川仁憲・貝沼征嗣 : 沿岸漂砂のある場での汀線からの連続排水が海浜地形に及ぼす影響,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 75,No. 2,pp. I_643-I_648,2019.
• 3) 宇多高明・三波俊郎・石川仁憲・伊藤祐介・白石慎重・佐藤純一郎 : 御前崎海岸の海浜変形に及ぼす地殻変動の影響,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 69,No. 2,pp. I_666-I_670,2013.
• 4) 宇多高明・小菅晋・芹澤真澄・三波俊郎・古池剛 : d50の水深分布から地形変化の限界水深を推定する方法,海岸工学論文集,第44巻,pp. 521-525,1997.
• 5) 齋藤晴久・坂本繁・鈴木誠・尼崎貴大,加藤茂・青木伸一・上田聡・佐藤慎司 : 土砂動態の高頻度モニタリングのための着色砂分析システムの開発,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 66,No. 1,pp. 1391-1395,2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： 放水 ,  砂浜海岸 ,  着色 ,  砂 ,  調査