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J-GLOBAL ID：202002252826058582   整理番号：20A0518017

人口密度および経済状況と人々の生活史戦略 Web調査を用いた分析

著者 (2件)： 松田昌史 (NTT コミュニケーション科学基礎研) ,  小林哲生 (NTT コミュニケーション科学基礎研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 394(HCS2019 54-84)  ページ： 89-92  発行年： 2020年01月18日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 個体の生涯における資源分配を説明する生活史戦略理論から,人口密度が高い地域では少子化の発生が予測され,実証されている.しかし,先行研究では地域単位で集約された統計データを用いた分析であり,生態学的誤謬のおそれがある.本稿では,web調査で個人単位のデータを収集し,先行研究の追試を行う.5592件の個人データを分析した結果,地域集約データを用いた重回帰分析は先行研究と一貫した結果が得られたが,個人データを用いた場合には必ずしも人口密度によっては説明できないことが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *人口密度 ,  社会問題 ,  人口問題 ,  *経済状態 ,  調査 ,  情報 ,  仮説検定 ,  資源割付 ,  多重回帰分析
準シソーラス用語： *少子化 ,  *生活史戦略 ,  Web調査 ,  個人データ ,  発生予測

分類 (2件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O) ,  産業経済  (KA02000Y)

引用文献 (18件)：

• O. Sng, S.L. Neuberg, M.E.W. Varnum, and D.T. Kenrick, ′′The crowded life is a slow life: Population density and life history strategy,′′ Journal of Personality and Social Psychology, vol.112, no.5, pp.736-754, 2017.
• 松田昌史, ′′日本の少子高齢化を人口過密で説明する: 統計データを用いた人口密度と生活史戦略の相関分析,′′ 電子情報通信学会技術研究報告, 第117巻, pp.17-21, 2018. HCS2017-69.
• 内閣府, ′′平成29年版 少子化社会対策白書 全体版(pdf版),′′ 2017. http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2017/29pdfhonpen/29honpen.html
• Google. https://www.google.co.jp/publicdata/
• E.L. Charnov, Life History Invariants: Some Explorations of Symmetry in Evolutionary Ecology, Oxford University Press, New York, 1993.

タイトルに関連する用語 (5件)： 人口密度 ,  経済状況 ,  生活史戦略 ,  Web調査 ,  分析