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J-GLOBAL ID：202002253691936932   整理番号：20A1501770

平成16年新潟県中越地震後に発生した地すべりの分布特性について

Characteristics of landslide distribution after the Mid-Niigata Prefecture Earthquake in 2004

著者 (8件)： 後根裕樹 (国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ) ,  後根裕樹 (現所属 株式会社エイト日本技術開発 九州支社) ,  西井稜子 (国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ) ,  西井稜子 (現所属 新潟大学) ,  石井靖雄 (国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ) ,  櫻本智美 (国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ) ,  藤平大 (国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ) ,  藤平大 (現所属 一般財団法人砂防・地すべり技術センター)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 57  号： 2  ページ： 44-53(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新潟県中越地方で2001年から2016年までに発生した地すべりの時空間データを用いて, 平成16年新潟県中越地震後の地すべりの分布特性を調査した。その結果, 川口北東部の約17km×17kmの範囲では, 地震前に比べ, 地震後に地すべりが多く発生したことが確認された。この地域で地震後に発生した地すべりの多くは, 地震時の最大加速度や推計震度が大きく, 地震時に地すべりが多発したエリアに分布する傾向を示した。また, 地震後の降雨期 (6~11月) に発生した一部の地すべりは, 発生直前の降雨量が地震前に発生した地すべりのそれより少なかった。さらに, 地震後に発生した地すべりの77%は発生面積1×10³m²未満であり, 地震前, 地震時に発生した地すべりの面積に比べかなり小さい傾向にあった。(著者抄録)

シソーラス用語： *大地震 ,  *地滑り ,  *分布 ,  加速度 ,  震度 ,  降雨量 ,  データ ,  時空
準シソーラス用語： *2004年新潟県中越地震 ,  時空間 ,  時空間データ

著者キーワード (10件)： 平成16年新潟県中越地震 ,  地すべり ,  大規模地震後 ,  発生頻度 ,  二次災害 ,  The Mid Niigata Prefecture Earthquake in 2004 ,  Landslide ,  After the large scale earthquake ,  Frequency of occurrence ,  Secondary disaster

分類 (1件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (23件)：

• 1) 阿部真郎, 林一成 (2011) : 近年の大規模地震に伴う地震地すべりの運動形態と地形・地質発生の場, 地すべり学会誌, vol.48, No.1, pp.52-61.
• 2) ハスバートル, 石井靖雄, 丸山清輝, 鈴木聡樹, 寺田秀樹, 中村明 (2011) : 最近の逆断層地震により発生した地すべりの分布と規模の特徴, 地すべり学会誌, vol.48, No.1, pp.23-38.
• 3) 田結庄良昭 (1996) : 兵庫県南部地震とその後の降雨による斜面崩壊, 応用地質, vol.37, No.3, pp.35-45.
• 4) 千木良雅弘 (2009) : 1999年集集地震による山地災害とその後, 自然災害科学, vol.28, No.2, pp.161-166.
• 5) 土屋智 (2007) : 地震による大規模斜面災害, 地すべり学会中部支部設立10年記念シンポジウム, 地すべり学会中部支部ホームページ, http://jisuberi-chubu.org/02/sinpo/H20sinpo/H20_sinpo_5.pdf. (参照日 2017年12月12日).

タイトルに関連する用語 (3件)： 新潟県中越地震 ,  地すべり ,  分布