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J-GLOBAL ID：202002253915608942   整理番号：20A0608261

ソフトマターの計測・評価技術 市販の製品そのものの評価が可能な量子線顕微装置-動的核スピン偏極コントラスト変調による中性子小角散乱-

著者 (3件)： 小泉智 (筑波大 フロンティア応用原子科学研究セ) ,  能田洋平 (筑波大 フロンティア応用原子科学研究セ) ,  前田知貴 (筑波大 フロンティア応用原子科学研究セ)
資料名： 月刊ソフトマター  (ソフトマター)
号： 24  ページ： 10-14  発行年： 2020年03月05日 
JST資料番号： F2209A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,有機複合材料の精密解析用に開発した,動的核スピン偏極コントラスト変調による中性子小角散乱量子線顕微装置を紹介。
・顕微鏡では捉えるのが難しい界面付近の組成の揺らぎなどの情報を得るのに優れた小角散乱と,部分散乱関数を求めるための動的核スピン偏極コントラスト変調について説明。
・試料調製には,材料の高次構造を壊さず電子スピン(ラジカル)ドープが必要なこと,疎水性の材料ではその為にTEMPOと呼ばれる有機分子を使用すると記述。
・親水性の材料では,TEMPOラジカルのRをOHに置換したTEMPOLを利用できること,有機ラジカル分子の探査はこれからの課題であること,そしてタイヤ用ゴムの硫黄架橋の観測事例に言及。

シソーラス用語： *軟質材料 ,  計測 ,  構造解析 ,  小角中性子散乱 ,  核スピン ,  スピン分極 ,  コントラスト ,  画像強調 ,  電子スピン ,  ドーピング ,  試料調製 ,  疎水性 ,  親水性 ,  事例研究 ,  ゴム ,  加硫 ,  顕微鏡観察 ,  *計測器 ,  硫黄加硫
準シソーラス用語： ソフトマター ,  動的スピン偏極法 ,  硫黄架橋 ,  *量子線顕微

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  顕微鏡法  (BK01040E)

物質索引 (2件)： TEMPO ,  TEMPOL

引用文献 (11件)：

• 小泉智:高分子、58巻733、10月号、733-736(2009).
• 小泉智、能田洋平:高分子、66巻、8月号、406-408(2017).
• 小泉智ほか:月刊ソフトマター、2018年6月号、2019年6月号.
• 粉粒体/多孔質材料の計測とデータの解釈/使い方 第20章「粉粒体・多孔質体の中性子小角散乱」、195-211、S&T出版株式会社.
• Y.Noda,S.koizumi:Nucl.Inst. & Meth.in Phys. Res. A 923(2019)127-133.

タイトルに関連する用語 (9件)： ソフトマター ,  計測 ,  評価 ,  量子 ,  核 ,  スピン偏極 ,  コントラスト ,  変調 ,  中性子小角散乱