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J-GLOBAL ID:202002254754406330   整理番号:20A1316948

ヒト乳癌細胞系におけるベルベリン誘発核小体ストレス応答【JST・京大機械翻訳】

Berberine-induced nucleolar stress response in a human breast cancer cell line
著者 (10件):
資料名:
巻: 528  号:ページ: 227-233  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ベルベリンの抗腫瘍効果の新しい分子機構を検討した。本研究では,2つの異なるヒト細胞株(乳癌MCF7細胞と非腫瘍形成上皮MCF12A細胞)を種々の濃度のベルベリンで処理した。1および10μMのベルベリンによる処理は,両方の細胞株においてG_0/G_1細胞周期停止による増殖を阻害し,100μMのベルベリンによる処理はMCF7細胞において顕著なレベルの細胞死を誘発したが,MCF12A細胞ではそうではなかった。ベルベリンは,MCF7細胞においてp53蛋白質およびその標的p21のレベルを時間および用量依存的に増加させた。ベルベリンのどの濃度でも,即時取込(15分以内)とそれに続くミトコンドリア蓄積が,両細胞株で共焦点顕微鏡により観察された。高濃度(10または100μM)で,核小体への蓄積は,特にMCF7細胞において,核細胞質への移行後に顕著になった。したがって,ベルベリン誘導核小体ストレスの可能性を評価し,MCF7細胞において10または100μMのベルベリンで処理した後,核小体からのリボソーム蛋白質(RP)L5の消失および核におけるp53蛋白質の蓄積を観察した。また,Mdm2に結合する核細胞質画分におけるRPL5とRPL11の蓄積を検出した。さらに,RPL5のダウンレギュレーションは,MCF7細胞におけるp53およびp21のベルベリン駆動誘導および細胞死を阻害した。一方,MCF12A細胞では,RPL5のダウンレギュレーションは,高濃度のベルベリンの増殖阻害効果にほとんど影響しなかった。これらの結果は,MCF7細胞におけるベルベリンの高用量(>10μM)により誘導された細胞増殖阻害と細胞死が核小体におけるベルベリンの有意な蓄積に起因する核小体ストレス応答下のp53のアップレギュレーションによることを示した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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