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J-GLOBAL ID：202002255082962402   整理番号：20A1230888

EV向けリチウムイオン電池の電解液材料の基礎と最近の動向

Recent Progress and Material Development in Electrolyte Solutions of Lithium-ion Batteries for EV Application

著者 (2件)： 土井貴之 (同志社大学) ,  稲葉稔 (同志社大学)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 93  号： 2  ページ： 54-58(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気自動車の本格的普及に向けてリチウムイオン電池の高エネルギー密度化が求められており,そのためには電極の厚膜化が有効であるが,その充放電性能を十分に引き出すためには電解液の性能向上が不可欠である。すでに電解液の材料開発は飽和に達しつつあるが,近年,飽和濃度に近い濃厚な電解液が注目されており,これを希釈することにより実用的な濃度と粘度を有する電解液を設計することができる。このようなリチウム塩を溶かさない希釈剤を新たなプレーヤーとして導入する手法は電解液開発に新たな展開をもたらすが,その希釈技術は塗料やインキの顔料分散に学ぶべき点が多い。(著者抄録)

シソーラス用語： *電気自動車 ,  *リチウムイオン電池 ,  *電解液 ,  溶媒和 ,  エネルギー密度 ,  濃縮 ,  希釈剤 ,  イオン伝導

著者キーワード (10件)： リチウムイオン電池 ,  電解液 ,  濃厚 ,  希釈 ,  溶媒和 ,  Lithium ion battery ,  Electrolyte solution ,  High concentration ,  Dilution ,  Solvation

分類 (1件)： 二次電池  (YB04030K)

引用文献 (18件)：

• 1)M. S. Ding, K. Xu, S. S. Zhang, K. Amine, G. L. Henriksen, T. R. Jow: J. Electrochem. Soc., 148 (10), A1196 (2001).
• 2)R. Fong, U. von Sacken, J. R. Dahn: J. Electrochem. Soc., 137 (7), 2009 (1990).
• 3)Z. Ogumi, M. Inaba: Bull. Chem. Soc. Jpn., 71, 521 (1998).
• 4)M. S. Whittingham: Chem. Rev., 104, 4271 (2004).
• 5)L. de Biasi, A.O. Kondrakov, H. Geßwein, T. Brezesinski, P. Hartmann, J. Janek: J. Phys. Chem. C, 121 (47), 26163 (2017).

タイトルに関連する用語 (5件)： EV ,  リチウムイオン電池 ,  電解液 ,  基礎 ,  動向