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J-GLOBAL ID:202002255257852548   整理番号:20A2397789

N-複素環カルベンを用いたアニオン重合と高希釈なしの逐次閉環により合成したサイズ分布の広い環状ポリ(N-置換マレイミド)の直接観察

Direct observation of cyclic poly(N-substituted maleimide)s with broad size distributions synthesized by anionic polymerization using an N-heterocyclic carbene and successive ring closure without high dilutions
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資料名:
巻: 52  号: 11  ページ: 1253-1261  発行年: 2020年11月 
JST資料番号: F0612A  ISSN: 0032-3896  CODEN: POLJB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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N-複素環カルベン1,3-ジ-tert-ブチルイミダゾール-2-イリデン(NHCtBu)およびそれとソルビン酸メチル(MS)との1:1付加物により,有機溶媒中-20°Cで,N-置換マレイミド(RMI)のアニオン重合を開始でき,それぞれ線状および環状ポリ(RMI)を得られることが分かった。メチルアルミニウムビス(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシド)(MAD)のような嵩高いアルミニウムLewis酸を添加剤として用いた場合,定量的な単量体消費を観察した。開始剤としてNHCtBu:MS付加物の存在で,単量体の消費に続いて,高希釈条件を必要とせずに閉環することにより,α-末端にMS単位を含む環状ポリ(RMI)が生成し,それは3.4×103~6.2×103のMnと広い多分散性指数(Mw/Mn=2.43~2.65)を示した。重合過程で成長中心の対カチオンとして作用するNHCtBu基がα末端に存在するため,希釈は必要なかった。生成した重合体の広い分子量分布は,RMIのα-カルボニルプロトン,特に隣接するNHCtBuカチオン単位の引き抜きによる連鎖移動に起因した。1H NMRおよびマトリックス支援レーザ脱離/イオン化飛行時間(MALDI-TOF)質量分析により,酸性プロトンのプロトン移動が成長アニオンによって誘起されることが判明した。線状および環状ポリ(RMI)のトポロジーを,透過型電子顕微鏡(TEM)により直接観察した。N-複素環カルベンを用いたアニオン重合と高希釈のない逐次閉環により合成したサイズ分布の広い環状ポリ(N-置換マレイミド)の直接観察。Copyright The Society of Polymer Science, Japan 2020 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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重合触媒,重合開始剤 
物質索引 (6件):
物質索引
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