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J-GLOBAL ID:202002256189490040   整理番号:20A0483340

多重トレーサ撮像のためのγ線同時計数によるベータ線イメージングシステム【JST・京大機械翻訳】

Beta-ray imaging system with γ-ray coincidence for multiple-tracer imaging
著者 (7件):
資料名:
巻: 47  号:ページ: 587-596  発行年: 2020年 
JST資料番号: A1258A  ISSN: 0094-2405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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目的:β線イメージングシステムは,β線放射性同位体の二次元(2D)分布を得るために,様々な生物学的物体に広く使用されている。しかしながら,従来のβ線イメージングシステムは,β線の連続エネルギー分布がエネルギー情報により異なるトレーサー間を区別することを複雑にするので,多重トレーサ画像化に適していない。そこで,本研究では,β線による同時計数を検出することにより,複数のトレーサーに有用な新しいタイプのβ線イメージングシステムを開発し,そのイメージング性能を評価した。方法:本システムは,位置に敏感なβ線とγ線検出器で構成されている。前者は35×1-mm3Ceドープ((La,Gd)_2Si_2O_7)(La-GPS)シンチレーション検出器で,300μmピッチの画素を有する。後者は43×16-mm3酸化ゲルマニウム(BGO)シンチレーション検出器である。両方の検出器を柔軟なフレームに搭載し,ユーザ選択可能な位置に配置した。β線検出器の性能と異なるエネルギー,位置,距離を持つγ線検出器のγ線効率を実験的に評価した。また,多重トレーサ画像のシステム性能を評価するために,二重同位体による点源とファントム測定を行った。結果:β線検出器に対して,45Ca(245keV最大エネルギー)と90Sr/90Y(545と2280keV最大エネルギー)に対するβ線検出効率は,それぞれ14.3%と21.9%であった。20mmの検出器距離を有する中心位置における22Na(511keV消滅γ線と1275keVγ線)からのすべてのγ線に対するγ線検出器の全γ線検出効率は17.5%であった。22Naと90Sr/~90Yを用いた点源測定から,陽電子-γエミッタ~22Naの位置を抽出することに成功した。さらに,45Caと18Fまたは18Fと~22Naを用いたファントム実験に対して,消滅γ線または脱励起γ線コインシデンスを用いて第二トレーサの分布を抽出することに成功した。全てのイメージング実験において,抽出された画像のイベントカウントは,測定されたγ線効率によって推定されたカウントと一致した。結論:多重同位体イメージングのためのβ線オートラジオグラフィーシステムの実現可能性を実証することに成功した。著者らのシステムはβ-γエミッタだけでなく,消滅γ線の同時検出を用いた陽電子エミッタも同定できるので,PETトレーサーや,そうではない様々な新しい応用に有用である。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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医用画像処理  ,  放射線検出・検出器 

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