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J-GLOBAL ID:202002256288378636   整理番号:20A0646197

リナグリプチンによる炎症媒介DPP-4発現の阻害はアテローム性動脈硬化病変におけるM2マクロファージを増加させる【JST・京大機械翻訳】

Inhibition of inflammation-mediated DPP-4 expression by linagliptin increases M2 macrophages in atherosclerotic lesions
著者 (11件):
資料名:
巻: 524  号:ページ: 8-15  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害剤は,アテローム硬化マウスモデルにおけるアテローム性動脈硬化進行を,不明な機構を介して抑制することが報告されている。本研究では,in vitroおよびin vivoにおけるマクロファージ分極に対するDPP-4阻害剤,リナグリプチンの効果を検討した。マウス骨髄マクロファージ(BMMs)をin vitroアッセイに用いた。高脂肪食(HFD)給餌ApoE-/-マウスを,リナグリプチン(10mg/kg~(-1)日/日)または賦形剤(水)対照で経口的に処理した。BMMsを用いたin vitroアッセイにおいて,LPSおよびIFNγ処理は,代わりに活性化したマクロファージ(M2)マーカーのmRNA発現レベルを低下させ,リナグリプチン処理はこれらの減少を防止した。M2マーカーのmRNAレベルと大動脈におけるM2マクロファージの数は,対照群よりリナグリプチン群で高かった。リナグリプチンはHFD給餌Apoe-/-マウスにおけるアテローム硬化性病変のサイズを減少させた。興味深いことに,炎症性刺激はDPP-4発現を増加させ,リナグリプチンはBMMsにおけるこれらの効果を抑制した。DPP-4小干渉RNA(siRNA)による処理は,M2分極のリナグリプチン仲介変化を再現した。リナグリプチンはDPP-4発現と活性を阻害することによりM2マクロファージの分極を増加させた。これらの知見は,糖尿病性大血管合併症の進行に対するDPP-4阻害剤の有益な効果を示す可能性がある。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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細胞構成体の機能  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  細胞膜の受容体  ,  遺伝子発現 
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