文献
J-GLOBAL ID:202002256316817053   整理番号:20A0708137

膵管腺癌関連異常グリコシル化の発見: 公共トランスクリプトームデータセットによるレクチンマイクロアレイに基づく組織グリコミクスプロファイリングの多面的アプローチ【JST・京大機械翻訳】

Discovery of Pancreatic Ductal Adenocarcinoma-Related Aberrant Glycosylations: A Multilateral Approach of Lectin Microarray-Based Tissue Glycomic Profiling With Public Transcriptomic Datasets
著者 (10件):
資料名:
巻: 10  ページ: 338  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7089A  ISSN: 2234-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
異常な蛋白質グリコシル化は癌組織における最も顕著な特徴の1つであり,それにより,疾患関連グリコシル化変化を伴う糖蛋白質は,バイオマーカーと治療薬の開発のための魅力的な標的である。この目的のために,癌の進行中に特異的糖蛋白質で生じるグリコシル化変化の分析に信頼できる戦略が必要である。ここでは,レクチンマイクロアレイに基づく組織グリコミックプロファイリングおよびデータベース由来トランスクリプトームデータセットを組み合わせた両側アプローチを提案した。最初に,レクチンマイクロアレイを用いて,膵臓管腺癌(PDAC)からの凍結組織切片の非腫瘍および腫瘍領域から誘導された粗抽出物の示差糖プロファイリングを行った。この分析により,PDAC試料における2つの顕著な組織糖の変化が明らかになった:シアリル化グリカンの増加とN-アセチルグルコサミンの増加及びABO血液型抗原の減少。これらの糖鎖変化に関連するグリコシル化機構における異常を調べるために,癌ゲノムAtlasと遺伝子型-課題発現プロジェクトによって提供された癌性および正常な膵臓における遺伝子発現プロファイルの公開データセットを用いた。この分析において,グリコシル化変化の原因となるグリコシルトランスフェラーゼは癌組織において異常な遺伝子発現を示し,組織の糖組成と一致した。次に,グリコシルトランスフェラーゼ発現および組織グリコミクスの相関変化を,腫瘍および非腫瘍膵臓細胞で発現された膜N-糖蛋白質,バギンの異なるグリカンプロファイリングにより評価した。PDAC組織切片の非腫瘍および癌領域由来の内在性バギンに対する焦点化示差グリコミックプロファイリングにより,バギンのPDAC関連グリカン変化は,組織グリークにおける疾患特異的変化における顕著な特徴を密接に反映することを示した。結論として,公開トランスクリプトームデータセットと少量の臨床検体を用いた実験的グリコミックプロファイリングを用いた現在のマルチオミクス戦略は,バギンがPDAC関連異常グリコシル化を反映する代表的N-糖蛋白質であることを示した。本研究は,高感度組織グリコミックプロファイリング結果の評価のためのグリコシル化関連遺伝子の遺伝子発現プロファイルのような大規模公開データセットの有用性を示す。この戦略は,新規な糖バイオマーカーと糖治療標的の発見に有用であると期待される。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
糖質・糖鎖一般  ,  消化器の腫よう  ,  生物学的機能  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  腫ようの診断 
引用文献 (57件):

前のページに戻る