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J-GLOBAL ID:202002256345578552   整理番号:20A1702940

地方大学による農業・食品産業振興支援 オリーブ葉の機能性を活かした食品開発支援

Support for Promotion of Agriculture and Food Industry by Local Universities: Support for Food Development Utilizing Functionalities of Olive Leaves
著者 (1件):
資料名:
巻: 225  号:ページ: 238-243  発行年: 2020年07月01日 
JST資料番号: S0046A  ISSN: 0919-9772  CODEN: FFIJER  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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香川県は日本の主要なオリーブ生産地域である。オリーブの商業栽培は,主にオリーブオイルやピクルスの主要原材料である果実の生産を目的として行われている。効率的な果実の生産には,定期的な剪定が必須である。剪定で生じたオリーブ葉は,2000年以前までは廃棄されていた。オリーブ葉には高い抗酸化活性のポリフェノール(オレウロペインの様な)が多量に含まれている;そこで香川県では,2000年以降,剪定されたオリーブ葉の食品としての利用を試みてきた。香川県及び地元会社と連携して,著者らは剪定で生じたオリーブ葉から濃縮度の高い(オリーブ葉高濃縮エキス),苦味の少ない,安全な高機能性の粉末(オリーブ葉粉末)の開発を進めてきている。本オリーブ葉粉末は加工食品だけではなく,高品質の養殖魚(ハマチ,真鯛等)の生産用飼料としても利用されている。オリーブ葉高濃縮エキスはオリーブ茶や他の食品に使われている。さらに,オリーブ葉粉末から調製した水抽出物は,鶏肉ソーセージや卵白ゲルのようなゲル食品の物理的特性を顕著に改善できることを見出した。著者らは,オリーブ葉の水抽出物のゲル物性改良剤としての可能性について検討を進めている。剪定で生じたオリーブ葉はこれまでは未利用資源として廃棄されきたが,企業,自治体及び大学との取組みにより,現在,食品領域において様々な目的で使用されている。最近,オリーブの商業栽培が日本の様々地域で活発である;したがって,利用可能なオリーブ葉の量が増加している。オリーブ葉は抗酸化活性,養殖魚の品質改善及び食品ゲル強化特性を含む様々な機能を有しているので,今後のオリーブ葉の利用の増加と普及が期待される。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
農業廃棄物の利用  ,  果実とその加工品  ,  食品添加剤 
引用文献 (19件):
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